趣みん芸友の会

道の駅や直売所の手芸・工芸コーナーは誰がどのように作っているのか?を取材し、その作品を…

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道の駅や直売所の手芸・工芸コーナーは誰がどのように作っているのか?を取材し、その作品を収集する会です。

最近の記事

粘土は、生きがい 〜粘土でバラを作り続ける尾鷲さん〜

その時自分がしたい表現ができるのが、粘土造形の良さ静岡県伊豆の国市在住の尾鷲信江さん。粘土でバラのリースや人形などの作品を作り続けている。花びら一枚一枚細やかに丁寧に作られたバラに、穏やかな表情の人形たち。尾鷲さんの指先から生み出される作品は、尾鷲さんのお人柄がそのまま現れたような優しさに溢れている。 「22、3年ぐらい前、たまたま見に行った展覧会で粘土の作品を見て。お花やお人形さん、素敵な作品が沢山飾ってあって感動したんです。わーすごい、でも私にはできないって思ったんだけ

    • 二人三脚の杖づくり 〜佐藤さんが作り、清水さんがそれを配る〜

      護身用の棍棒作りから始まり、お年寄りのための杖作りへ静岡県裾野市在住の佐藤勇之進《さとうゆうのしん》さんは、山で拾った木の枝で杖を作っている。斜めに切り込まれた溝に入った鮮やかなグリーンの差し色、毎日食べているという納豆のパッケージから切り抜いたおかめの顔。「杖」と聞いてイメージする姿とは全く異なる、オリジナリティにあふれた一点物だ。 佐藤さんが杖づくりを始めたのは10年ほど前。仕事を退職した後、健康のために山を歩くようになり、山で拾った木の枝で杖を作るようになった。 佐

      • 海岸は、宝の山 〜流木に命を与える藤池さん〜

        恐竜の名前にするとすぐ売れる 静岡県西伊豆町在住の藤池作男さんは、海岸で拾った流木に独自のネーミングをつけ、直売所『はんばた市場』に卸している。 「これは鳥が飛んでいるように見えるよね。これは、流木星人。こっちはカミツキガメの親子……。」 流木が打ち上がりやすいのは、海が荒れた後。ユニークな形の流木を見逃さないよう、海岸を必ず往復して探す。そうやって見つけた流木の姿かたちからイメージを膨らませ、何かに見立てた名前をつける。 時には魚の図鑑を見たり、アニメのキャラクターや

      粘土は、生きがい 〜粘土でバラを作り続ける尾鷲さん〜