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【ネタバレあり】史上最高か?映画『THE FIRST SLAM DUNK』観てきました!

映画『THE FIRST SLAM DUNK』観てきました!
2022年12月3日に公開されてから、ずっと行きたかった映画です。
私は、原作の漫画版も読んでいるスラムダンクの大ファンです。
スラムダンクを読んで、バスケットボールに憧れた数多くの1人です。
一言でいうと、この映画、最高でした。
正直、すべてが素晴らしかった。
素人の私が言うのはおこがましいですが、
話の構成・映像・音楽など、どれをとっても一級品だったように思います。
もちろん、私が原作の大ファンですので、ひいき目に見てしまっているところはあると思いますが、2023年、いや、映画史に残るほどの名作なのではないでしょうか。
終始感動していました。
ここまで感情が揺さぶられた映画は初めてかもしれません。
映画館という空間で観たというのも1つの要素となっているかもしれませんね。
そんな最高の映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観て、居ても立っても居られなくなってしまったので、個人的感動ポイント5つを挙げていこうと思います。


【注意!!!!!!!】
ここからは、ネタバレを含みますのでご注意ください!







オープニング

これは、ほぼすべての方が共感いただけると思います。
井上雄彦先生のマンガのタッチ、そしてそれがそのまま前に動いてくるという。
いやーここで既にわしづかみでしたね~。
これが映画『THE FIRST SLAM DUNK』なんだと。
見せつけられたような気持ちになりました。
湘北の5人が揃った時の悪者感がまた堪りませんでした。
そして、その登場を際立たせたThe Birthdayさんの音楽。
ベースの軽快な音楽に始まり、そこにドラムが合わさってくる。
さらにはギターからの、図太く渋い声。
まさに湘北5人のテーマ曲にふさわしい始まり。
しびれる~!
まじでオープニングかっけぇな~!と思っていると、
「山王工業」ドンッ!
うわ!やっぱり山王戦なんだ!と発覚。
今回私は、何の情報もなしで観に行ったので、山王戦だと予想はしていたものの、やっぱり山王か!と思って、胸が熱くなりました(泣)。
だって、待ちに待った山王戦の映像化ですよ?
これは熱い映画になるに違いない!
私のボルテージがマックスになった瞬間でした。
いや~もはや本当にこのオープニングだけを観に行く価値があると思います(笑)。
なんか全ての最適解に遭遇した感じがして興奮しましたね。



宮城リョータが主人公

ここもそう来るか~っていう感じでしたね。
先ほども書いたように、私は何の情報もなしで観に行きました。
だから、絶対花道が主人公だと思っていたわけですよ!
そこにまさかのリョータ。
正直に言います。
リョータが主人公だと分かったとき、大丈夫かなと思ってしまいました(リョータファンの方、すみません…)
ただ、漫画の中で、リョータってあまり濃いキャラではなかったと思うんですよ。
他のキャラが濃すぎますからね(笑)。
そんな自分のイメージが合って、最初は心配していたのですが…
完全に杞憂でしたね。
心配していた自分をぶん殴ってやりたいです。
リョータ、カッコよすぎた。

今回はリョータの過去が明らかにされました。
回想シーンも多め。
兄・ソータの死から、悩むことが多かったリョータ。
ソータじゃなくて、自分が死ねばよかったんだと悩んでいたリョータ。
ソータの功績ゆえに、お母さんもソータに期待。
でも、リョータはソータほどではない。
そんなリョータは自分にコンプレックスを持っていて…
葛藤が多くの場面で描かれていましたが、それを乗り越えたときの感動は凄まじかったですね。
私が印象に残っているのは、リョータのお母さんが山王戦ラストの方のシーンで、「行け―!」と叫んでいるところでした(泣)。
リョータだけでなく、お母さんの心の変化も描かれていて、グッときました。
このリョータのドリブルは間違いなく、ベストシーンの1つですね。


キャプテン・赤木の葛藤

ゴリというあだ名で知られる赤木。
1、2年生の頃は、チーム内で頼ることのできるメンバーがいなかたtんですよね。
そんな赤木は信頼できるチームメイトが欲しかった。
そして、3年生になり、気づけば全国大会・山王戦。
そんな中、赤木は気づくんですよね。
自分の夢はもう叶っていたことを。
素晴らしい仲間が近くにいたことを。
ずっとほしかった頼れるチームメイトがいることに気付く。
自分はもう一人じゃない。
こいつらがいる。
く~!赤木~!カッコいい!てかみんなカッコいい!!(泣)
山王工業最強の男・河田に勝てない中、そのことに気付いてはっとするんですよね。
これって誰でもあることのような気がします。
「木を見て森を見ず」ですよね。
俯瞰的に見ることの大切さを教えてくれています。
こんな風に、それぞれのキャラクターに弱さがあるのが、スラムダンクの魅力の1つですよね。
これは、私の涙腺が一番崩壊したシーンでした。


花道の熱いセリフ

漫画版の方での主人公・桜木花道。
最初は、赤木の妹・春子に気に入られたくて、始めたバスケットボール。
でも、バスケをしていくうちに、バスケそのものにハマっていくんですよね。
身体能力の高さも相まって楽しかったのだと思います。
迎えた王者山王戦。
花道は初めて数か月だというのに、山王戦にもスタメン。
そして、開始早々にアリウープを決めるという…(笑)。
圧倒的な身体能力と成長を見せてくれます。
でも試合中盤、ハプニングに合うんですよね。
私は、漫画で知っていましたから、あ~飛び込まないで~!怪我しちゃうよ~!と思いながら観ていました。
でも、飛び込んでしまって(そりゃそう(笑))、背中を痛めるんですよね…(泣)。
その後、少しプレーするもやはり痛みで交代して悔しい思いをしている花道。
交代しようと思っても安西先生に止められます。
ここのやり取り、堪りません(泣)。
居ても立っても居られない花道は安西先生にこう言います。
「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か? 俺は……俺は今なんだよ!!」
ここが熱いんですよね(泣)。
花道、そんなにバスケのことが好きになっていたのか(泣)。
これまでの花道を知っているからこそ、この花道のシーンにグッとくるのだと思います。
ここでも涙腺崩壊。
栄光時代がない人だっていると思います。
そんなに輝いていた時代がある人って少ないのでは?
そんな中、堂々と今が栄光時代だと言える花道。
カッコよすぎる(泣)。
そして、また試合に戻るんですよね(泣)。
安西先生が監督として良かったかどうかということは置いておいて、とにかくカッコいいシーンです(泣)。


ラスト湘北の攻撃

ラストの湘北の攻撃。
これは熱い以外、何物でもないですよね。
試合終了間際、逆転を決めた湘北。
しかし、すぐさま山王のエース・沢北に決められて逆転を許します。
なおも、山王はゾーンプレスを仕掛けてくる。
勝負師として当たり前ではありますね。
絶体絶命の湘北。
そんな中、流川にボールが渡る。
流川はドリブルで突破し、自分でジャンプシュートを決めようとするも、無理な体制。
すると、フリーの花道を見つけます。
何か呟いている花道に流川がパス。
花道がジャンプシュート(合宿シュート)を見事に決めて逆転。
静寂に包まれる会場。
映画館も静寂に包まれました。
10秒くらい?
そして、花道と流川の「パーンッ!」というタッチ音。
もう最高ですよね。
漫画でも臨場感が凄かったですが、映画ではそれを何倍も上回る緊迫感。
結果は知っているのに、ハラハラが止まりませんでした。
余韻に包まれる映画館。
私の胸の鼓動も速いままでした。

最後に

井上先生はとんでもないものを作り上げてしまいました。
声優陣の交代があって波乱もあったようでしたが、私としては何の不安も不満もありませんでした。
だって、井上先生が監督も脚本も務めてるんだから。
井上先生が作ったものがすべてだと思います。
本当に素晴らしかった。
ただ…ただ!私個人として、ここは欲しかった!というシーンが1つありました。
後半で逆転の場面で、花道から流川へのパスを出すとき、もっと流川にフォーカスしてほしかった…
これは、個人的な希望なので、つぶやき程度にしておきます。
何はともあれ、素晴らしい映画には間違いないです。
あと何回か映画館に足を運びたいです。
それくらい面白かった。
ただ、原作を読んでいない人にはあまり楽しめない作品ではあるかなとは思います。

こんなに素敵な作品を作っていただいて、感謝しかありません。
井上先生をはじめ、この映画に関わったすべての人に感謝の意を示します。
ありがとうございました。


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