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持続不可能な日本、不安定な世界②

前回は少子高齢化について、いろいろと考えてみました。

これまでの約30年間続く不景気や、適切な対策を講じてこれなかった政治が原因で、若者の貧困化により未婚率が増加、また子どもに対する不寛容さも加わり、出生率は低いままです。
また人手不足による労働人口の減少や高齢化による公的年金の破綻予想、都市部への更なる集中など、懸念事項は満載です。

少なくとも年々、出生率が下がっていますので、少子化になることは決定しています。今より良くなることはありません。
そもそも今となっては、結婚はある程度のお金のある人しかできない、特権のようなものなのかもしれません。

慶應義塾大学のある教授によると、未婚率の割合が男女で乖離があるとの気づきがあり、女性の結婚回数よりも男性の結婚回数の方が多いことが、データで明らかになったそうです。結婚は基本的には男女でするものですから、男性女性で差が出にくいはずです。
しかしながら男性の方が多いということは、すなわち一部の男性が何度も結婚している可能性が高いということです。
つまり究極の階級社会がやってきたと。

格差社会の到来です。
ネットなどでは、上級国民などというキーワードも出てきますが、本当に階級分けされてきてしまった感があります。

またお金の問題だけではなく、今はいろいろな価値観がありますので、生涯ひとりで生きていくという選択肢もあります。
多様な生き方があって良いと思いますので、その中で出生率を上げるための対策ということは、なかなか難しいものがありますね。

そんな中でも、これからを担う若者に対して、何かしらの特別給付や優遇策など、ほとんど何も効果的なことをしてこなかった政治に対しては絶望するばかりです。

今の日本は少子高齢化ですので高齢者の数が多く、また投票に行く人も高齢者が多いですので、政治は高齢者に対して良い政策ばかりします。政治家自身が高齢の方が多いというのもありますが。。

先日、亡くなった前衆議院議長の細田氏は、病気がちであり、また高齢でもあるために、衆議院議長の座を降りましたが、議員自体はまだ続ける意思を示していました。潔く後進に道を譲るべきだったと思います。
もはや若者は少数派になってしまっており、政治からは取り残されていると感じますので、若い政治家(世襲じゃない人)が出てこないと、いつまでも変わりません。
一刻も早く、政治の世代交代をしなければならないと思います。

期待のできない今の政治、これからの日本はどうなってしまうんでしょうか?

次回は政治についてまとめてみたいと思います。

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