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引越し★日記★オタクの中のオタクの人に「紅ゆずるという“男”」と言われる贔屓とわたしのこと

当noteはしばらくアタイの旧住所から過去記事を転送していくよ!

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2019/02/05 発表になりました
kageki.hankyu.co.jp

星組トップスター・紅ゆずるが、2019年10月13日の東京宝塚劇場公演『GOD OF STARS-食聖-』『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』の千秋楽をもって退団することとなり、2019年2月6日(水)に記者会見を行います。
なお、会見の模様は当ホームページでもお知らせいたします。  

お家に帰ったらご挨拶状も来ていました。

今日は、というかいつも「何かを書かない」ことを気をつけてはいるんですけど、いつにも増して【ただの日記】です。

今日という日と、彼女とのことと、ただ遺しておきたい。それだけ。そして、いつもいつも私はあーちゃんのことばかり愛でているので、同日発表&同日会見してくれる相手役の綺咲愛里ちゃんとのことはまた別に書かせていただくとして、今日は思いっきり紅さんだけを贔屓させてもらおうと思います。

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外務から帰社する最寄駅から地上に出た16時2分にHPで確認。記録。
 

「ついに来たか」の次にきた感想は「意外と短かったんだな」

小学4年生からヅカファンをやっているので、紅さんは4人目のご贔屓さんになります。ありがたいことにいずれもトップになられた方で、だから、勘とか人脈とか、いろんなものに年季が入っているので、予感はとてもありました。

公式のニュースでいよいよご卒業を知り、Twitter上で仲間(と呼ばせてくれ今日だけは)の様子を慮り、そうしてさまざまな媒体が贔屓のことを報じてくれているのを見ました。たくさんの温かい形容詞の中、ふと目についた「コンビ5作目の大劇場作品」の文字。それを見て私は、

たった5作だったか

そう思って必死に数えました。何度も数えた。記憶から抹消している作品とかないかとか(笑)。

こんな想いは、20年で初めて、初めてだった。

奇跡の新人公演から、お披露目に。THE SCARLET PIMPERNEL

「ただスクリーンに映るだけ、立っているだけ」で仕事になった ベルリン、わが愛/ Bouquet de TAKARAZUKA

ベテラン作家と中堅作家の期待がはみ出て暑苦しかった ANOTHER WORLD/ Killer Rouge

今まさに「作品力」で東上席巻予定の 霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS〜星たち〜

あまりにすべて、大劇場作品に限らないすべての公演が、ぜんぶぜんぶ思い出がたくさんで、すごく長い夢を見せてもらったようにしか思えなくて、それまでのご贔屓の時に例に漏れず感じた「え、もう辞めるの⁉︎」という悲しいショックが、今までで一番薄かったのだ。くすぶる想いもなく、食傷でもなく、ただ満たされる想いで見上げたツンと冷たい曇り空だった。

「瀬奈さんに似ている様子のおかしい人」

紅さんを知ったのは『THE SCARLET PIMPERNEL』星組初演(2008年)だった。いつも母娘で観劇活動をしているのだが、やはりその日も前年に春野寿美礼さんファンから足を洗った母と、その頃瀬奈じゅんさんの贔屓だった私と二人で観に行っていた。ちょうど、確か、あやふやなんだけども瀬奈さんの相手役を長く務めてくださった彩乃かなみさんのご卒業を見送った後で、しかも就活中で色々干からびていた。

紅さんはその主人公パーシー・ブレイクニーの秘密のミッションの仲間【ピンパーネル団】の一員、ベン役だった。私は日頃、元受験生というのもあってとてもひねくれているというか、ヅカファンには珍しいタイプで、脇役に努めて目を配ることはしないのが信条だったりするのだけど、その【ベン】はあまりにも目に入った。

まずもって1人だけやたら細長い。イギリス紳士のコスチューム、特に1幕後半の大柄のトンデモコスチュームがよく似合った。そして、瀬奈さんに似た額や眉の描き方、カツラの流し方をしていた。それは、後から気づいたことだが、顔立ちは似ていないのにパッと見が瀬奈さんに似ているのは、当時のわたしの目をひくには十分すぎる要因だった。

そして、紅ベンは、とにかく隙あらばニコニコしていた。

再演・再々演と観たけれど、あんなにニコニコしているベンはいない(笑)。

キリッと真顔にしていなければいけないときも、なんだか毛穴から楽しい気持ちが溢れてきているみたいな人だと思った。

その時にすぐファンになったわけではなく、そこから3年のブランクが空くわけだけど、あの【紅ベン】の、涼しい顔立ちながら蒸気するようなウキウキしたムードは今でも忘れられず頭にこびりついている。そして、基本的に今でも、すべての役の一番深いところに、その目をキラキラさせるあの時の彼女を常に感じて、わたしはそんなところが一番大好きです。

作品の外でファンになりがちなわたしと紅5

1人前のご贔屓・瀬奈さんのファンになったのも、実はこの作品を見てとかではなくて、彼女が研7のとき宝塚GRAPHで連載させられていた同期紹介のコーナーを読んだのがそもそもの始まりだったりする。宝塚といういかにも「見た目がすべての治外法権」みたいなところで、なぜか内面で恋するというあまのじゃく性を持つわたしが、紅さんがやっている常識破りなアノ活動、紅5を知ってファンにならないはずがなかった。と、今は思う。

確かタカラヅカスカイステージに加入したのもそのくらいのときで、紅5があるからスカイステージに入ったのか、スカイステージに入ったから紅5に出会ったのか、もはや覚えていない。そのくらい、わたしは紅5の「何してんねんこの人ら」感にやられてしまった。2009年の年末に瀬奈さんを見送って、ちょうど1年が経っていた。 

すごく公演を見ていて、組子をすべて把握して香盤も新人公演もしっかりチェックして…という人には「当時から推されてたで」と思われるかもしれないけれど、瀬奈さんにしても紅さんにしても、正直どちらもまさかトップになると思っていなかった。

トップになったら嬉しいし、それぞれに大なり小なり感動したけれど、そこをあまり気にして推したことがよく考えるとなくて、学年というか世代差があるからまったく同じという気持ちではないけど、単に【この人がどう生きるのか興味がある】という人に課金しがちらしい、わたしは。

種類は違うんだけど、なんだか二人とも楽しそうに働いてるなと思って推し始めた気がします。

プライベートでも好きなタイプは「元気で明るくて仕事が好きな人」と言ってるんだけど、それは実は、瀬奈さんと紅さんのファンを経て醸成された【こうありたい/こうあってほしい】だったりする。の、かもしれない。

オタクの中のオタクの人が「紅ゆずるという“男”」と言うじゃないですか

トップになると思っていなかったからそりゃそうなんだけど、トップの適性がこんなにある人だとも思わなかった。初めのうちは。

わたしの受け取り方だけど、紅さんはこれまで見たどんな方よりも特にトップ近づくごとに、なってからも格段にイキイキしていくと感じていて。頂に近くに従って、怖いくらい昨日を超えてくる。特に、森ノ宮で紅5コンサートやって、テリーをやって、あの頃はマジでキノコ食ったマリオみたいだった。たくさんの人や障害、批判すらも弾き飛ばしていった。

普通爆上げしていくと、出る杭を叩く人が出るじゃないですか。実際たくさんいるんだよね。だから、普通は優秀な人ほど【出過ぎた杭】を目指して、孤高の頂をめざすことになる。少しの腹心で周りを固めて…、贔屓だからあえていうけれど、その「楽しそうな時期の後」、つまり主演時代の瀬奈さんが特にそんな感じだった。それが悪くはないし、今でも一番大好きな男役さんで女優さんで、そういう生き方も好き。もちろん。それも含めわたしは瀬奈さんにの人生に親和性を感じて、彼女は卒業後「贔屓」を超えて人生のモノサシになりました。困った時に、帰ってくるところ。 

そこを認めた上で、紅さんの本当に奇跡なところは、爆上げするごとにどんどん味方が増えていって、応援してくれる人が中にも外にもどんどん増えていく。

これって、性認識がどうだっていうあるべき論は置いといて、歌広場会員的に「男役」じゃなくて「男」と言いたくなる気持ちのとても近いところにあることな気がするのです。「男役」という閉じ込められて演じる存在を超えて(もちろんそれもいい)、もっと強い風圧を持った「紅ゆずるという人格」みたいな意味なのかなと。閉ざされた仮想ジェンダーの中で【男を追求する人格】だから、紅ゆずるという“男”。

実は【男役】そのものとしての仕上がりでいうと、個人的には最も好きなタイプとは言い難いんだけど、あの仮想ジェンダーの世界をつくりあげる力強いリーダーという意味での【紅ゆずるという“男”】だなと、わたしも本当にそう思う。

その姿は康次郎であり、心やさしき凜雪鴉のようでもある。

確かに彼女の「目指すところは無双の強さでなく、無限の海原のようなもの」なのだ。ウキウキワクワク、ふわふわドキドキ、無限の海原をみんなで進む。

そうして、楽しく舞台に立って、舞台を降りても楽しいことがしたかった我が贔屓・紅ゆずる氏は「役者が揃ったら演ろうと思っていた」作品を座付作家に持ち寄られる系主演男役になりました。

なんだか楽しそうだなと思い、目を離せずい続けてわかったことは、彼女は周りの人が幸せであることが楽しい塊なのだということです。紅5だって発端は、空回りしがちな頑張り屋さんと真面目な天然さん、そんな下級生に笑ってほしくて巻き込んだんじゃないかと、わたしは思っている。

お調子者のやわいオブラートに包んだ、サービス精神と慈愛の権化。オーム、カール、正に彼らその人だ。

 

本名の彼女の中のいろんなキラキラしたところが、宝塚という舞台の上で【紅ゆずるという“男”】に描き直され花開いた。 これが、きっと「たった5作だったのか」と思わせてもらえた、幸せな充足感の正体だと思っている。

 

あー、長くなりました。

いろんなブログ拝見していて思うんですけど、作品や人事を客観的に批評し論じようとしているいわゆる【文筆したい系ブログ】の人に紅さんファンの人ってほとんどいないんですよね。別に相容れない人たちと理解し合いたいとは思わないし、感性は違ってしかるべきだと思うけど、外から見たときにその雄弁さだけが【客観的な宝塚】に映るのが嫌なので、いつか紅さんの情報を、随筆的にひとところにまとめるぞと思っていた。

こんな風に、これ以上に、もっと違った面からも。

たくさんの人が紅ゆずるさんを愛していて、その中にの1人にこういう人がいたんだなということが、この世界に遺せたなら、これ幸いです。

 

ご静聴ありがとうございました。

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