七島周子(編集者) 〜広く、深く、オタク。〜
美容専門出版社、編集業。編集とは、人の才能に寄生してご飯をいただく不埒な輩です。
2023.3.28『宝塚の座付き作家を推す!』(青弓社)上梓。ご購入は→https://seikyusha.stores.jp/items/641cf092ccd49a005a406fa9
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【ネタバレ】「戦争も革命も“殺人”だ」~非暴力を強く説く“新装・植田版”『ベルサイユのばら―フェルゼン編―』の読解【宝塚】
ご無沙汰です。 季刊「宝塚イズム」寄稿候補として書いたが、観劇日と締切日の都合がつかず掲載にいたらなかったものをリライトしました。 ですのでWEB向きの文体ではないんですが、前回そうしたように記事を敬体に直して書いたら座りが悪かったので(前回記事は座り悪いのにたくさん読んでくださり感謝) 文体はそのまま、前後と見出しだけ加筆して掲載します。 これよりもはるかにコンパクト(2500字くらい)で端的な評論文ですが、ご興味ある方はぜひそちらも。たのもしい先生方の批評も読めて楽し
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【ネタバレ有】『ライブ・スペクタクルNARUTO』8年分の感想/後編~劇団NARUTOはなぜ「スターが育つ」のか【 #舞台NARUTO 】
前回、前々回の続きです ライブ・スペクタクル『NARUTO~忍の生きる道~』大千穐楽おめでとうございました。後編では少々ネタバレを含むエピソードもまじえながら、全体の総括をしていきます。 2.5次元舞台は「新人公演的」である当作に出会って8年間、一番強く感じたのは、2.5次元舞台やミュージカルから、なぜこんなにもスターが排出されるのかということでした。 そして最終章が始まったとき、1つの気づきがありました。 2.5次元舞台でスターが育つのは、漫画という”究極のお手本”が
【ネタバレ無】『ライブ・スペクタクルNARUTO』8年分の感想/前編~原作過激派、マンガを人が演じる楽しさに出会う【 #舞台NARUTO 】
この記事から1年経ちました。 2015年の初演から8年。この10〜11月の『ライブ・スペクタクルNARUTO 〜忍の生きる道』で、ついに完結します。 「完結します」と未来形で申しましたが、先日KAAT神奈川芸術劇場公演を見に行ったので、私の中では一度「完結しました」。明日の東京の凱旋公演大千穐楽を残して「完結します」といった形です。 この作品は、昨年の記事でも述べたように、ずっと感想を書いてこなかった作品でした。すごいことをしようとしてるな、と息を呑んでから7年(昨年執筆