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「何者でもない自分」が「何者か」が集まる場でやるべきこと

毎回書くときに頭の中をよぎることなんですが、これを呼んでくれてる皆さんはどんな人なんでしょう。僕と同じ学生なのか、もしくは社会人なのか。僕の知り合いなのか、たまたまSNSかなんかで見かけて読んでくれているのか。ほんとに疑問。誰かのために書いてないけど、毎回100ビューくらいはついてて(あ、ほんといつもありがとうございます。)どんな人が読んでくれてるんだろーと毎回不思議になる。
読んでる人のためではなく、自分のために書く。ここはブラさないけど、面白いって思ってくれる人がいたら、それ程、嬉しいことはない。

みなさん交流会とかって参加されますでしょうか。
これ未だに正しい表現、定義が分かんないんですが、イベント、講演会後の懇親会とか、そういうやつです。人脈広げるのが目的です。みたいなイベントですね。スタートアップ界隈で話題になったIVSとか、まさにこれだと思う。規模の大小はあれど、割と頻繁に各地で各分野ごとに行われている、交流を目的にしたイベント。今日はこのようなイベントでよく目にする、経験するお話です。
※個人的に「人脈」って言葉は苦手なんですが分かりやすいので、一旦このまま続けます。

僕は最近あんまり出てなくて、少し前に久しぶりにそういうイベント、交流会に参加したんです。
こういう交流会の特徴って、参加者がみんなキラキラしてるんですよね。伝わるかな、この感じ。あ、別に嫌味とかではないんです。ほんとにそう思います。なにしてるかよくわからんがすごいんだろうな、みたいな人がたくさんいます。佐賀とか長崎のイベントでこう思うくらいなので、都市圏とかいったら半端ないんでしょう。ああいう場だからバフがかかってるのか、そもそもすごいのか分かりませんが、とりあえずキラキラしてる。特に僕みたいな経験値の少ない学生がいくと、圧倒されます。うわぁ~、みたいな。語彙力死んでますね。でも、実際そんな感じ。

僕は高校生まで、本当に普通の学生でした。普通の高校にはいって、普通に部活して、別に上手くもないので試合にはでれない。でも、頑張る。勉強はそこそこ。まあ、国公立もそこまで高望みしないならいける。難関校は無理だけどね、みたいな。まじでどこにでもいるな。こんなやつ。
そんな高校時代から一変して、少し変わった大学生活を送るようになった自分。大学って色んな人と出会えるとかいいますけど、基本は同世代ばかりです。育った土地は違えど、受験という振るいにかけられているので同じくらいの偏差値、価値観の人が集まる。大学外に目を向けても、バイトの現場に大人はいるけど、話すのは基本同じ大学のバイトの子だし。みたいな。結局同世代の人間としか話さないわけです。

みたいな状況から、周り9割社会人。その半分経営者みたいな環境に放り込まれるわけです。そりゃキラキラでしょう。人生経験の少ない学生からしたら経営者=成功者、なんですよ。部長とか課長とか役員とか、どれくらいすごいのかよく分からんが、なんかキラキラしてるわみたいな。イベントや交流会にいくと、毎回こんな感情になってました。
あと、これもあるあるだと思うんですが自分以外の参加者はみんな顔見知りみたいな感じで話してるんです。多分そんなことはないんですよ。でも、こういう場に参加する人って基本コミュ力高くて、誰とでも仲良く話せますみたいな人が多い。それに、これは参加回数が増えると気づくことなんですが、基本同じメンバーしか参加してない。みたいなことが起きるんですよね。地方だと、これは顕著です。やっぱりプレイヤーが少ないので、基本いつものメンバー。だから、初参加は「あの輪の中に入るのはきまずい。。。」となりがちです。


さて、ここから学生が毎回ぶちあたるであろう壁と今日のテーマの話。
そんなキラキラした場所に放り込まれて知り合いも全然いない状態のただの大学生は
「え、なに話せばいいんだ。。。」
となります。ここでフリーズ。こうなる確率はまじで高いと思う。リアルに9割とか。学生で社会人しかいないような場に足を踏み入れる子です。それなりに思いや目的があったはずなのに固まる。その原因はだいたいこれです。「なにを話していいか分からない。」
だから話しかけることができない。仮に参加者の方に話しかけられても、上手く話せない。だって、話すことがないから。そして、ここで学生は気づきます。
「自分は中身のない、なにもない人間なんだと」
まんま大学1年の時のワイやないかい!とツッコミを入れたくなるくらい既視感のある状況です。ちなみに今も時々なります。たくさんの人が行き交う場で自分の思いや夢を語れる人間ってのは本当にかっこいいです。それだけで尊敬できます。でも、自分にはそんなものないんです。楽しそうだと思って、色んな人と話したくて、勉強したくて、自分の夢を語りたくて。様々な理由でイベントや交流会に参加した学生がここで砕け散ってしまうのか。それはもったいない。せっかく一歩踏み出したのだから、根本的な解決はできなくても、こういう時にどうすればいいか。それくらいは伝えたい。ということで、対処法を書いておきます。

タイトルにある「何者でもない」とは、話せる話題、つまり経験値や肩書のない人と仮定します。ここからは大量の人間が行き交う場で、自分という人間の存在を認知させるための方法論について書いていきます。だいたいイベントや交流会で人脈欲しいなんて言ってる人は、自分を覚えてほしいというのが最終的な目的ですからね。


さて、結論からいうと「何者でもない」なんてことはないんです。
肩書きや経験なんてなくても話せることはあるはずなんですよ。覚えてもらうための、自分だけのなにかがあるはずなんです。

ここで重要なポイントは自分だけのポジションをとる。ということです。
例えば、僕で言うと「嬉野(地元)」「起業」「学生」これでポジションがとれます。「嬉野」で「起業」を志す「学生」なんていません。地方で若いと、これだけでポジション取れます。エリアを少し広げたとしても、
「佐賀」「教育」「起業」「学生」これでもポジションとれます。
「佐賀」で「教育」に関する事業で「起業」したい「学生」、これで自己紹介、プロフィール完成です。「佐賀」「学生」なんて、自分が欲しくて得た肩書きではありません。「教育」「起業」も自分のやりたいことを表にだしただけ。これを色んな人に色んなところで言えば、勝手にそういう人間であると認知が広まります。この現象を生むことができれば、怖いものなしです。多分、みんなできます。「起業」とか、そんな大層なことじゃなくても、好きなものとか趣味でいいと思うんです。実際にイベントで見かけた子で、「自分は黄色が大好きでいつも黄色のものしか身に付けない。」みたいな学生がいました。その子とは結局一言も話してないし、イベントで見かけたのもその1回きりです。でも、まだ覚えてるんですよ。名前を覚えていなくても、顔と黄色ってフレーズだけ覚えておけば話しかけることができます。そんな状態を作る。ある人の言葉を借りるなら「誰かの脳内SEOのトップをとれ!」です。いわゆるセルフブランディングってやつです。
横文字難しいよね。でも、例える術がこれしかなかったんです。すいません。意味が分からない場合は勉強と思って調べてみてください。

「佐賀で起業したい学生といえば梶原だよな。」
こうなると無敵です。色んなイベントのお誘いが自分で調べなくても、主催側から教えてもらえますし、なんならそのセルフブランディングによって仕事がもらえたりします。ポジションをとるって相当大切ですね。
話がそれた気もしますが、要は「今ある手札を整理して、自分がどのポジションを取るか判断することが重要」ってことです。
他の人が持ってるキラキラした肩書きに憧れたって、意味ないんです。キラキラした肩書きづくり頑張っても疲れるだけだし、そんなことしてても追いつけないですしね。本当に前に進みたいなら、今ある手札を最大限利用して取れるポジションを取りつつ、夢を語る。これが一番です。

追加でもう1つだけ、ぜひ学生、僕と同じくらいの年代でやりたいことがある人には知っててほしいんですが、意外に周りの大人ってのは親切です。
ネットやSNSでは、やる気のある学生を食い物にしてるような大人に気をつけろみたいな記事をよく目にします。実際それで被害にあってる人は多いんだと思います。僕も被害にあったことはなくても、多少なりとも闇っぽいことを見る機会だってあります。それでも僕はやりたいことは口にだして、周りの大人にガンガン頼った方がいいと思ってます。実際、僕はめちゃくちゃ協力してもらっていますし、その人たちのおかげで憧れていたような肩書きがくっついてきたりしました。(今となってはどうでもいいですが)自分自身に能力がなくても、一歩踏み出す、周りを巻き込む、周りを頼る、これができれば色んなことができます。立場が人を成長させるように、能力、経験に不相応な体験をすることで、やりたいことに近づけるのだと思います。

なんか書くたびに話が長くなってる気がします。いいこと?なのかな。
ちなみに僕のセルフブランディングは
「佐賀」で「教育」「町づくり」「ビジネス」の3軸を掛け合わせた、エコシステムを作りたい「学生」「思想家」です。


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