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小幡和輝さん座談会in和歌山市レポ

2019年8月18日(日)「不登校は不幸じゃない」というイベントが47都道府県で開催されます。

発起人は小幡和輝さん。

10年間不登校を経験、その間トータルで30000時間くらいゲームをやり続け、高校3年生でイベント会社を立ち上げ、現在は地方創生会議を主催するなど、起業家として活躍されています。

長男の不登校をきっかけに、教育相談、スクールカウンセリング、通信教育教材探し、不登校親の会などいろいろ参加してみました。得るものもたくさんありましたが、結果的にわかったのが、不登校の子どもや親の居場所、少なすぎるーーー!ということ・・・。

無いなら作るしかないのかな?そんなことを考えていたところ、昨年2018年から始まった冒頭のイベント、今年はまだ和歌山県での開催が決まっていないと小幡さんからアナウンス。

イベントの開催なんてやったこともなかったわたしたちですが、居場所やつながりを作りたい一心で和歌山の主催に名乗りを上げました。わたしが参加している、NewsPicks発 母親アップデートコミュニティ(https://huc.amebaownd.com/)のメンバーも、息子が不登校になりはじめの頃から相談に乗ってもらっており、今回の主催について心から応援してくれ、勇気をたくさんいただきました。

さて、当日に先駆けて、小幡さんは全国行脚を実施中。7月26日に和歌山市にこられました。

主催する仲間を中心に、和歌山県内の別地域で主催の方や、不登校の子どもさん、その親御さんたちが集まってくださり、小幡さんを囲んで交流をしました。

参加者同士、最初は緊張していたものの、自分の経験や悩み、想いを語ることで、お互いに励まされ、最後は表情もにこやかにお話することができました。最後に小幡さんと子どもたち、一緒にスマブラやって遊びました。

小幡さんのお話で特に大切だと思ったことがこちら。

学校の大きな役割は「勉強」と「コミュニティ」。20年前は学校以外に選択肢がなかったが、世界中とインターネットで繋がれる現在では、そのどちらも学校ではない場所でも十分に役割を果たせるようになった(なので、自分にあった方法を探し、試すことが重要)
上記の理由から、不登校は不幸じゃない。しかしながら親の手間や時間、コストは学校に行くよりかかる
不登校児はゲーム好きが多く、プロゲーマークラスの実力を持つ子もいる。ゲームプレイヤーとして生きていけるようになった社会で、子どものゲームプレイヤーとしての実力を知らないままゲームは良くないからと否定し取り上げることは、悲劇的。
ゲームをするにあたって、大会にでたり、友だちとコミュニケーションをとりながら一緒にやることが重要。勝つための研究、訓練、試行錯誤、の実践と、勝ったときの高揚感が自尊感情を育てる。コミュニケーション能力が身につく(長男はゲーマーなのでこの辺とても参考になりました)

不登校の親というものは、子どもを信じてやらせてみよう!という思いと、勉強せず一人家にいてゲームばっかりしてるけどこのままでいいのかしら・・・という気持ちを波のように行ったり来たりするものです。

このような交流会は、「うちの子は大丈夫」と再認識するきっかけになり、子どもを信じる力を与えてくれるのだと分かり、改めて会の重要性を噛み締めました。

8月18日だけで終わらず、定期的に続けていきたいと考えています。

不登校は不幸じゃない、当日の詳細は小幡さんのブログで紹介されています各開催地のHPをご覧ください。

不登校を後ろめたく思ったり、苦しい思いをしたり、自分を責めてばかりいる親御さんや、不登校の子どもさんに、一人でも多く参加してほしいです。

小幡さん、本当にありがとうございました。

全国行脚後半も頑張ってください!

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