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タックルという恐怖心との戦い

今日の練習後、ある選手から相談を受けた。

『タックルができるようになりたい』
『でも、恐怖心からタックルする瞬間の1歩目が出せない』
『手でタックルにいってしまう』

フットボーラーとしてのセンスがある選手。
本人としてもこの壁を乗り越えたいと思い、自分の弱点を認め勇気を出して相談してきてくれた。

身体が少し小さい彼からしたら、第二次成長期がすでにきている選手達(100kg前後の選手や180cmオーバーの選手)へ恐怖心なくタックルに行くこと...
そりゃ怖いに決まってる。
勇気を出してタックルにいくんだ。気持ちだ。なんて簡単なことではない。

正しいスキルが恐怖を除く。
彼を導くためには、どんな手法、アプローチが良いのか。

いろんな角度から、彼が自信を持って『タックル』ができるようになるための良いアプローチを考えたい。

彼のみならず、『うまくいかない』『自信が持てない』『ラグビーが向いていないかも』など悩む選手達は、70人を超えるクラブにはまだまだいるはず。

そんな選手達『個』へ目を配ること。チームの成長とともに。

的確な『タイミング』と的確な『言葉』

これを逃さぬよう、ここが私自身の経験から選手を守ることができる『最大の強み』だと気付きました。

怪我、怪我、怪我のラグビー人生を振り返る中で、『こんな人がいたら...』と思える大人でありたい。

彼からのSOSで、そういう大人の存在の大きさを再確認しました。

ラグビーを通じた人間的成長。
プレーの成長が人間的成長へと繋がることを是非体感してもらいたい。

この壁をどう乗り越えるか。
選手と伴走しながら共に乗り越えていきたいと思います。



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