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安心してプレーできる環境を

先週末行われた中学生クラスでの練習の出来事。

ワセダクラブではスキルトレーニング時には3グループに分けて、選手達の練習時間、プレー時間を確保し、スキル習得に向けコーチングしています。

その中でもハンドリングトレーニングをする中で感じた、『練習環境の大切さ』

どんな環境を作ることが良いか。
もちろんカテゴリーや競技能力レベルによって様々な環境設定があるかもしれません。

ただ、私は『ミスを許容できる練習環境』を作ることはいいことだと思うのです。

ただし、ここで前提となるのが

『本気でプレーしているか』『持っている力を出し切っているか』

要するに『100%でプレーできているか』どうか。

今回なぜそう感じたか。
それは、ハンドリングセッション時にミスを恐れて『ハンズキャッチ』ができず、ボディーキャッチをしていまう選手達。

『いいパスはいいキャッチから』

そのためのフォーカスポイントは、『ハンズアップ』『アーリーキャッチ』『フォロースルー』の3つ。

ハンズアップして、アーリーキャッチをしようと一生懸命意識するが、ボディーキャッチをしにいき、逆にボールファンブル。

『ミスをしないように』と言ったわけではないが、『ハンドリング練習=ミスは悪』と勝手思い込んでしまっていたのでしょう。
その時点で環境作りとしてBADですね。

選手達には
『ミスしてもOK / ハンズキャッチでアーリーキャッチにチャレンジしてみよう / ミスしたら、その処理を責任持ってすればいい / みんな一生懸命やっているのはわかっている』

と伝えた次のセッションはミスもなければ、全員がハンズキャッチができている。嘘ではないです。ホントです。

びっくりした。
一人一人の頑張り、行動を評価し、ミスを許容する。

これだけで選手達にとってチャレンジできる環境がセットでき、のびのびと逆にミスなくプレーができるようになる。
というか、もともとはやればできるものを、コーチが知らぬ間に作ってしまっている"ミスはダメだ"というオーラ。

コーチはそういう存在。思ってもいなくとも実は選手にはそう映っているということを前提に選手と向き合い、練習環境をセットしてあげることは大切だと再認識しました。

"ミスを許容できる環境=選手を信頼している証"ともなる。

ただし、前提である『100%でプレーしているかどうか』
これは譲ってはならない。




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