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JAZZな話Vol.3 このトーンが今でもたまらない!(2022.3.6)

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ERIC ALEXANDER QUARTET / Heavy Hitters(Alfa Jazz Japan 1998)

僕にとって1990年頃からは、古典のJAZZを聴きながら、新しいJAZZを求めて新譜も買い漁っていた時期だったと思う。とにかく強い刺激を求めて彷徨っていた時期だ。

そこに僕の前に彗星のごとく登場したのが若き(当時であり、今ではすっかりベテランの領域に入っている)テナーサックス奏者、ERIC ALEXANDERである。

とにかく嵐のように吹きまくる、吹きまくる。その凄さに僕はかなり魅せられた。

このCDは日本のアルファミュージックで制作された盤であるが、録音技師はブルーノートレーベルの数々の名録を残した、RUDY VAN GELDERである。だから、我が家の弱小オーディオでもそれなりに良く鳴っている。

メンバーはERICの盟友で、この後も彼を好サポートしていくことになる、ピアノがHAROLD MABERN(惜しくも亡くなってしまった。)、ドラムスのJOE FARNSWORTHに加え、ベースがPETER WASHINGTONといった布陣である。

さてERICのサックスであるが、早い曲の高速トレモロとか、本当に凄く「良く息が続くなぁ。」と思ったぐらいとにかく凄まじい。

しかし相反して、バラード系の曲、例えば収録曲のGuess I`ll Hang My Tears Out To Dry(涙がかわくまで)などでは、これ以上にないぐらいに甘く吹く。

正直、もの凄いサックス奏者に出会ってしまったな。といった感じであった。

それ以降、僕は彼のCDを買い続けた。主にCris Crossレーベルといった小さなレーベルが彼の作品を提供していて、結構、聴きあさっていた。

彼は今でもNYを拠点に活躍しているらしい。

いつか彼のサウンドを聴きに、再びNYを訪れたいと思っている。

Smalls(NYのJAZZハウス)あたりに行けばきっと彼に会えるのかなと思って、今から目星を今から着けている。



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