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JAZZな話Vol.2 お洒落で心が温まるLIVE盤

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BARNEY WILEN ALAIN JEAN-MARIE / MONTREAL DUETS (Elemental music 2019)

古典もたくさん紹介したいのですが、最近の盤も惜しみなく紹介していきます。

今回は1993年、カナダのモントリオールJAZZ祭でのライブ収録盤です。

ゴージャスな2枚組。2日間のライブを2枚に分けて収録されています。曲目は当然被っていますが、ライブ収録なので当然、全く同じ演奏ではないのです。

sax奏者のBARNEY WILENとpiano奏者のALAIN JEAN-MARIEのDuoですが、BARNEYはフランス人でJAZZフアンの方でしたらご存知の方が多数かと思いますが、1950年代から米国のミュージシャンとの曲作が多く、甘いトーンが持ち味です。

一方、僕はもう片方のALAINはあまり知らなかったミュージシャンです。やはりフランスのミュージシャンでCHET BAKER、SONNY STITT、ART FARMERらとも共演歴もある実力者であると認識しています。

今回のこのDuoの演奏ですが、双方が奏でる旋律がとても美しく、また心温まる。そんな素晴らしい共演です。

BARNEYは惜しくもこの3年後、59歳で亡くなりましたが、まさに円熟味を帯びた演奏であると僕は思います。

 Bassレス、Drumレスの演奏に物足りなさを感じられる方もいらっしゃるかと思いますが僕はそれを差し引いても、Duoだからこそできる自由な表現が見られる良さを感じています。

いわゆるスタンダード曲が多めの曲目ですが、それらの曲の良さを引き出している調理法。美味しい料理が完成されています。

このRound Midnaight聴きくと、至福な気持ちになり暫し時を止めて聴き入ってしまいます。

今日はいくぶん暖かいです。公園に可愛く咲いた花々を見ながらゆっくりとした時間を過ごしています。

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