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2023年2月製造工業稼働率発表 前月比3.9%と改善

4月19日に、2023年2月分の製造工業稼働率指数が経済産業省から発表されました。
この指数は、製造業の設備の稼働状況が把握できる指数で、80%以上だと企業の設備投資意欲が高まる傾向があります。

経済産業省から引用したデータを加工


経済産業省から引用したデータを加工

結果は、前年同月比-1.2%と減少したものの、前月比3.9%(季節調整済)と改善しました。
指数としては、前年同月、前月比ともに90を超え、引き続き製品の需要が高いために、それに応えるために製造業の設備投資意欲は高い水準で維持されると思われます。

製造業は、GDPに占める割合は2割と大きいために、このまま有事や大規模な金融危機などが無ければ、この状態はGDP成長率に寄与するはずです。
その過程で、企業の収益が向上し、賃金上昇へと繋がれば、更に日本経済が上向きます。

一方で、防衛費や子ども・子育て政策に対する増税もささやかれています。
本当に増税で良いのか?と思いますが、増税をしたらほぼ間違いなく、現在の経済が上向きつつある雰囲気は、一転するはずです。

G7が終了した後、夏に衆議院解散選挙が行われる可能性もあるため、増税議論については、我々は普段以上に目を離していけないと思います。


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