膝関節伸展可動域制限と臨床ⅰ

2部構成でお伝えします
1部「何故、膝が伸びてないとダメか」
2部「膝関節伸展可動域制限の評価」

さっそく、この写真を観て下さい

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僕が昔から思ってた事は
「なんで膝が伸びてないとダメなの?
 別に膝が変形してても歩けてたら
 良いぢゃん」です


答えから先言います。


膝の内反変形が進行します
最低でも膝関節伸展-9°以下にして下さい

#なんで -9°なの。後ほど


変形するだけならいいかも知れませんが
痛み・筋力低下・可動域制限が混ざり合って
やがて動作効率が低下します


なぜ、変形が進行するか
単純に荷重が掛かる度に
膝関節内反角度(O脚になる力)が増大する
からなんですが

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歩行時の立脚中期(Mst)膝関節内反角度がOA重症度に相関する事が研究で
分かっています


つまり、立脚中期(Mst)を迎えた時に膝関節が伸びている事がめちゃくちゃ重要

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#ここは押さえて !!


曲がれば曲がる程、変形が進む...



「膝伸展-9°以下」をつくってあげましょう!!
膝関節ってブロック同士の平面が接している訳ぢゃなくて、大腿骨果部はこんな形してます。

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だから、体重が掛かった時に-9°まではギリギリ崩れません。(内反しません)
-9°を超えるとこうなります

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なので極力伸ばして上げて下さい。
個人的には
※※絶対膝は曲げるよりも伸ばす方を
 優先します


今回のポイントは
☝🏽立脚中期(Mst)に膝が伸びている事
☝🏽膝関節は最低でも-9°欲しいです...


次回は実際に膝関節伸展時の評価ポイント
をお伝えします



「臨床が楽しくなるように」

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