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幸せに生きる方法54

極端な不平等の罪

 世界の上位1%の超富裕層の資産は2021年において世界全体の資産の37.8%を占め、下位50%の資産は全体の2%にとどまるというデータがあります。市場原理主義は、極端な不平等社会を生み出してしまいました。
 二酸化炭素排出量の割合からすると、世界の富裕層トップ10%がその半分を排出し、下位50%でわずか10%しか排出していないというデータもあります。
 グローバルサウスとその裏側の物質的に豊かな地域、その地域の中でも極端な不平等が生じ、わずか数%の富裕層が多大な環境負荷を与えている状況なのです。
富裕層が率先して、二酸化炭素排出量削減に取り組めば大きな効果があると斎藤氏は指摘します。
 市場原理主義の功罪は、こんなところにも現れているのです。

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