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幸せに生きる方法㊺
市場原理主義
新自由主義と市場原理主義の関係について、「市場原理主義は、新自由主義に含めて表現されることもあるが、はっきりとした区別がある」と宇沢氏は述べておられます。
「市場原理主義は、市場で利益をあげるためならば法も制度も変えられる、要するに儲けるためならば何をしてもよい」という思想だというのです。
市場原理主義のリーダーは、経済学者ミルトン・フリードマン。
フリードマンが唱える市場原理主義は、全世界にまん延していきました。そして、2008年におきたリーマンショックへとつながっていったのです。
「お金さえあれば人は幸せ」この考え方には疑問を持ちます。ただ、市場原理主義の思想はずっと浸透を続け、今の格差社会を生み出したといえなくもないと思います。
宇沢氏は、市場原理主義への批判として経済理論「社会的共通資本」を唱えました。
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