「できる人」になるのがこわい

「できる人」ってなんだろうか

仕事を、早く完璧に終わらせられる人
オンとオフの切り替えがうまい人
人間関係をうまく築ける人
自分磨きに余念がなく、恋愛も上手な人
頭の回転が早く、思いがけないことが起きても臨機応変に対応する人
分かりにくい話を分かりやすく伝えられる人
他の人が気づかない細かいことにも気づける人
倫理的におかしいことをおかしいと言える人
相手の心を慮って先回りした言動・行動ができる人
誰かの潜在意識を呼び起こすアイディアを思いつく人
個性がバラバラな人たちをまとめられる人
堅実な将来設計の元に人生を歩んでいる人
1つの物事に熱中して努力している人
この人に頼んだら大丈夫だ、というくらいの専門性や実績がある人
明確な夢や目標を持ち、逆算して進む道を決めて突き進んでいる人
自分の軸を持ち、その軸に従って行動し続ける人
失敗を失敗ととらえず、成功のための糧とポジティブに生きている人
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少し考えただけでこれだけ出てきた。タイトルに「できる人」って書いたけど、書いているうちに「すごい人」でもあるなと思った今。

きっとたぶん自分はどれにも当てはまらなさそう。というより、「できる人」「すごい人」になろうとして、無理そうだと思っては違うことをやり、今度もきついなと思ってまた別のことをやってみる。そんなことの繰り返し。なりたくて、近づきたくて仕方ないのに、なるための努力ができない。努力してなれるものかもわからないけど。もっとしっかり計画を立てて、段取りを整えて、細かくフィードバックして、確実に1°でも成長する、それができていればこんな人間じゃないかもしれない。

そうやって中途半端にいろんなことを極め損ね続けた結果、「できる人」「すごい人」には全然なれないまま。個人事業主だし、フリーランスだし、きっと「できる人」「すごい人」になった方がいいし、ならなきゃいけないのかもしれない。「これだ！」というスキルを持ち、「このことならあの人に頼もう！」となる必要だってきっとたぶん絶対ありそう。でも、なんでかこわい。「できる人」「すごい人」になるのがこわい。なった方がいいとは思うのに、なりたくないと反抗する自分もいる。

この感情の原因、まだ自分でも正体がわからず、迷子になっている。ゆっくり向き合ってゆっくり考えてゆっくり進んでいけばいいと思ってはいるけど。けど、けど、けど…。