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僕の2019年

僕にとって2019年はとても長い一年だった。
変化が大きく、毎日が新鮮だったから長く感じたのだと思う。

その中で気がついたことを備忘録として残しておこうと思う。

2019年は一言で言うと「偶然」によって成り立った一年だった。

一年前の僕は「何かやりたい」と思っていた。出来るだけ最短距離で効率的に何かをなし遂げたいと思っていた。

でも、何をやれば良いのかは分からなかった。

そんな僕を導いてくれたのは多くの「偶然」の出来事だった。

スタンフォード大学のジョン・クランボルツが「キャリアの8割は偶然によって形成されている」ことを明らかにしたのは有名な話だが、まさにその通りだったと思う。

たまたま、タイミングが良く脳卒中フェスティバルのファッションショーのPLに抜擢されたり、たまたま高齢者の写真がSNSで話題になり写真展を開催できたり、たまたま魅力的な人や面白いコンテンツに出会えたり。正直、計画性なんて全くなかったが、偶然の連続で沢山の貴重な経験をすることが出来た。

山の中を彷徨っていたかと思えば、いきなり大海原に出たり、下り坂を自転車で気持ちよく下っていたと思えば、急に行き止まりになったり、ゴールに向かって走るべき道を逆走してしまい、絶望的な気持ちで周りを見渡すと、そこには見たことのない宝があったり。

こんな感じだった。
そしてこう思った。

予想なんて出来ない「偶然」にこそ
本当の人生の魅力があるんじゃないか?

ここからはそんな偶然によって生じた出来事全てに感謝しながら、「なぜ良い偶然が起こったのか?」という点に関して2019年の僕の経験ベースで誠に勝手ながら個人的感想を書かせていただきたい。

個人的には行動と対話と内省の三つのバランスが良かったと思う。このバランスを保つことで偶然によってもたらされたチャンスを迷いなく鷲掴みにすることが少しづつではあるが出来るようになったかなと。

【行動】
とにかく楽観的にやりたいことは何でもやってみた。失敗した時は余程のことでない限り「まぁ仕方ない」で済ました。もちろん反省はした。あとお金も行動するためなら惜しまず使った。そうすることで、偶発的に沢山の人や情報に触れることが出来て、少しずつではあるが、広い視野で物事を俯瞰で見れるようになったのと同時に、狭い視野で物事を深く考察できるようになった。

【対話(コミュニケーション)】
偶然のチャンスは人を経由してやってくることも多かった。それを踏まえると、多くの人とコミュニケーションを取ったことは良かったと思う。ただ、無闇矢鱈にやれば良いということではなく、「〜が好き」とか「〜をしている」みたいな自分のキャラクターを提示できることが重要だと思った。

【内省】
自分が「どんな時に楽しいと感じるのか?」とか「どんな時に幸せと感じるのか?」みたいな精神的な豊かさに関して自己理解を徹底的に深めることを意識した。結果として「やりたくないこと」が明らかになり、情報の断捨離が自信を持って出来るようになった。いわゆる美意識が鍛えられて、承認欲求ではなく自己実現に近いモチベーションで偶然によってもたらされたチャンスから良い偶然を直感的に判断し、迷いなく鷲掴みにする力が身についてきたと思う。

これらはそれぞれのみで突き抜けてもダメな気がしている。

偏見かもしれないが、行動ばっかりしていても、「やってる感」が出るだけでただ忙しそうな人になると思うし、対話ばかりしていても飲み会では盛り上げ役として重宝されるかもしれないが、コネばかり増えていく。内省ばかりしていてもただ自我が強いだけで、視野の狭い人間になりそうな感じがする。

だからこれは量とバランスの問題なのだと思う。レーダーチャートで綺麗で大きな三角形が描けるように、これからも生きていきたい。

2019年のマイベスト気付き
・偶然は人生を面白くするための重要な要素
・行動と対話と内省が良い偶然を引き寄せる(気がする)
・結局、頭で考えながら、手を動かしながら、全力で走るのが大切

【最後に】

2019年は本当に変化が大きな年だった。出会った全ての方々に、全ての出来事に、心の底から感謝したい。

2020年はどうなるかは分からない。分からないから、とりあえず生きてみようと思う。

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