しがない大学生の日常日記④

今回はとある愛読している雑誌を読んでいて考えたことを記したいと思う。今日ではスマートフォンで実に様々なことができる。写真を撮り、服を買い、動画を見て、音楽を聴く、はたまた地球の裏側の人と会話だってできれば、疑問に思ったことの答えを簡単に得ることもできる。

 経済学を学んでいるときにトレードオフの原理というものを知った。つまり何かを得ることは何かを失うということ。必ず交換が起きるというわけだ。では僕たちはこの素晴らしい利便性を一体何と交換したのだらうか。

僕はそれは心の動きだと考えている。つまりエモーションである。ネットで簡単に手に入るものに人の心は動きづらい。実際に生の体験をすることで心は動く。
例えば映画をネットフリックスで見たとしよう。家で好きなタイミングで好きなだけ見れる。とても便利だ。だが実際に映画館に行くとなると時間を作り、席を取る。実際に行く交通時間も費用もかかる。だがそれで見た映画というのは同じ映画を見るよりも+αの価値がつくのだと思う。他の例を挙げるなら食事が一番わかりやすいかもしれない。インスタントの食品と手料理では食べ終わった後の満足感に違いがある。

つまり利便性はそういった心へのインパクトとをトレードオフしているのだと思う。
僕は実際に物事を見るのが大好きだ。映画は映画館で見るし、本も本屋さんで買う。そこにある物語が体験する出来事に色を添えてくれる。だからこれからも手間をかけていきたいと思う。


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