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#53 老人ホームで死ぬほどモテたい

「歌集」というのを初めて、人生で初めて触れました。

今私は、友人と読書会というのをかれこれ3年くらい?
してるんですが、そこでいつも自分が普段触れない本に触れられて
いいなあと思っています。

今回もまさにそれですね。

歌集ってものに触れてみて
「余白」の面白さを改めて実感しました。

31文字しかない文字の、背景とか意図とか
なんなら意味さえ、自分で想像して補完する。

その想像には、過去の自分の経験とか好きなもの
嫌いなものなんかが多分すっごく反映されて。

それゆえに、
「うまく補完された、わかる!」が刺さったり、
「これはなんだ?」が記憶に残ったりするんでしょうね。

そして、みんなが自由気ままに無責任に補完した
歌集の意味を色々と聞いてみたいし、それでハマるものも
あるんだろうな、ハマってみたいと思いました。

そもそもタイトルの
「老人ホームで死ぬほどモテたい」がおもろいタイトルなんですが

有給で泥だんごつくるぼくたちは世界でいちばんいちばんぴかぴか

老人ホームで死ぬほどモテたい/上坂あゆ美

って歌が、今の私にはヒットしました。
てな感じで内容も
なんとも気だるい、ニヤニヤする様なじわじわ感があって好きでした。

noteで「ソラニン」が好きって記事を書いているんですが
それともなんだか近い感覚を私は覚えました。

ホームランじゃなくて内野安打かエラーかわからんみたいなヒット
そっちの方が私のとっては社会で世界
そいつのことを多分好きなんだと思います。


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