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#15 愛なき世界

元々大学では生物工学を専攻していて
その時には、ピペットマンやら電気泳動やら、PCRやら色々やっておりました。
その頃も少し思い出しつつ、植物たちに思いをはせられるいい本でした。

本書の中で出てくる、
植物学を研究している学生の人たちは、軒並み植物を愛しています。
そんな人に植物にそのような感情を抱いたことのない青年が恋に落ちます。

みていて思ったのは、
やはり何かに一生懸命向き合っていて日々を大切に味わって生きている人は
素敵だということ。

そして、本来愛なんて存在しない植物の世界においても
きちんと繁殖したり成長したり。
違うロジックや愛のようなものがありそうだなということ。

愛がなくても成立する世界だとも思うんですが
私は個人的に、誰かを愛することのできる
この世界で生きている方が好きだなと感じました。

日々の愛を大切に、しっかり味わって生きて行こうと思います。


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