#90 世界でいちばん透き通った物語
この本に関しては、ネタバレに関わることを言いかねないのと
非常にネタバレすべきではないと思う小説だったので
本文に関わることは割愛しながら、感想だけ綴ります。
私は、いわゆる「どんでん返し」と言われるような
後半であっという仕掛けがあるものが好きです。
こういうものが好きな方も他にも一定数いるのでは?
とも思っています。
何で好きなのかな?とちょっと考えてみたのですが
多分私は、「自分の予想できない出来事」を面白く
興味深く思ってしまうタイプなんだと思います。
不確実性を目の前にし、
自分ではどうにもならないとなった時に
アンコントローラブルな世界にワクワクするのかなと。
比較するわけではないですが、いわゆるRPGみたいなものをクリアしたことが
ほとんどありません。
この後も、レベルを上げて、敵を倒して、ってのが続くのかああ
って思うとやる気がなくなってしまいます。
仕事でもそう、「ルーティンワーク」って思った瞬間にモチベが下がります。
その結果、ルーティンを丁寧に、とかそこの品質を上げるということをサボるので
ご迷惑をかけることもあるんですが、
そこにやる気が起きない、、
自分の人生のモチベーションは「知的好奇心」だと常々思っています。
それが刺激されるかどうかが、きっと私の分岐点なんでしょうね。
本書は、そういう意味で
非常に私のモチベーションが上がる本でした。
桜が綺麗な季節ですね。
春の陽気は、何か始まる予感がして好きです。
ご拝読ありがとうございました。
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