学生向け研修レポート:イマドキの学生って…?
企業向け研修を手掛けている私たちシュハリですが、社会人としてよりよいスタートを切っていただくために、学生の方と一緒にキャリアを考える機会を持ちたい、という想いからこの度、大学生向けの研修プログラムをスタートさせました!
その第1弾として実施した「新社会人準備講座」ですが、結果的に私たち自身も多くの気づきを得たプログラムとなりました。
18時スタートの講座に、きちんと15分前集合をする学生さんたち。この時点でさすがです(笑)皆さま大人顔負けのコミュニケーション能力で、初対面の人ともすっと打ち解け、良い雰囲気で研修がスタート。
今回の研修のテーマは、
「企業の経営戦略/財務諸表を読み解くことで、後悔のない企業選びをする」
経営戦略というと、なんだか遠い雲の上の話のような気がして、私自身も若い頃は他人事でしたが、経営戦略は本来、社員の仕事に明確に紐づいているもの。経営戦略を理解することで、自分がその会社に入ったら何をするのか、どのような働き方をするのか、どのようなスキルを身に着けることができるのか、それらを明確にイメージできるようになります。
経営戦略を“社長になったつもりで”自分事として見てみる、そんなことを学ぶ研修でしたが、驚いたのは、学生たちの「伝える力」。
単に自分の意見を発信するだけでなく、相手に合わせ、相手の様子を見ながら、相手に“伝わるように”伝えること、そして、相手の考えに対して適切にフィードバックをすること。
これらは、大人になっても、組織のリーダーになっても、できる人はそう多くありません。
しかし、それだけの高い能力を持ち合わせていながら、どこか自信がなく遠慮がちな彼ら。
なぜなのでしょうか。私も中学生の娘がいるのですが、小学校~中学校の教育を見ていると、私の学生時代と大きく違うのは、やたらと「発表/プレゼンテーション」の時間があること。
そういった機会を通じて、彼らはしっかりと「伝える力」を身に着けてきているのかもしれません。しかし、どことなく自信がないのは、その発表に対して、大人からの十分な賞賛や適切なフィードバックがなかったからなのではないか?なんて、考えてしまいました。
「最近の若者は…」なんて、ダメ出しの言葉を聞くこともありますが、彼らの「考える力」はもちろん、他者に適切な言葉で「伝える力」、他者を巻き込み「協業する力」も十分なものを感じました。私たち大人ができることは、彼らを“指導”することではなく、彼らに自信を持たせ、彼らの意見を引き出し、彼らから学ぶことなのかもしれません。
「新社会人準備講座」第1回は、参加者・シュハリ側双方にとって、大きな学びのある良い時間になったなぁ、と感じています。
第2回は9/20(水)18時からを予定しています。
もしご興味があればぜひご参加ください!
▼お申し込みはこちらから▼(大学生向け・無料)
シュハリ株式会社主催「新社会人準備講座」応募フォーム (google.com)