妻がくれたひとり時間
妻と子どもたちが実家へ帰省して静かな我が家。男児2人の騒がしい声や眩しい笑顔が少し、いや、かなり恋しいと思いつつも、1週間というひとりの時間を手にしたことにワクワクが抑えられません。家族がいない静かな、その自由な時間をどう使うのか。
この記事は、せっかく頂いた一人きりの夏休みを、趣味に全振りした話です。
今回のひとり時間のコンセプトは「効率」。
「効率」とはムダを省くこと。
一方で「趣味」とはいわゆるムダなこと。その人特有の楽しみ方がありつつ、生きていくうえで絶対必要かと言われればそうではないが、人生を彩るもの。
つまり
ムダなことをムダなく行う
これが今回のテーマです。
私の時間を費やすのに選ばれた趣味は以下の3つ。
プロ野球観戦(テレビ中継)
ガンプラ
PS5(ゴーストオブツシマ)
何ともインドアな趣味ですが、今回の取組は「いかにしてムダなことをムダなく行うか」が主題ですので、そこに焦点を当てていきたいと思います。いたって真面目な記事です。
1.工程を分解する
効率を考えるためにまず、先述した3つの趣味の工程を分解してみます。
1-1.プロ野球観戦
我が家はリビングと書斎にテレビがあるのでどちらの部屋でも見ることができます。
また、集中して見る時はここぞという場面だけなので、基本流していればOKです。
1-2.ガンプラ
私は全塗装派です。なので今回は下記の通り3パートに分けます。
・表面処理をしつつ仮組み
→机と椅子があればどこでもOK
・エアブラシ塗装
→塗装ブースの設置場所の都合上、書斎で行う
・スミ入れ、デカール貼り
→机と椅子があればどこでもOK
1-3.PS5
PS5はリビングに置いているので、場所が限定されます。また、テレビを使うので一点集中の作業になります。
2.マルチタスクできる組合せを考える
1.の結果を踏まえると、
・プロ野球観戦とガンプラ
は同時に行うことができると考えられるので、プロ野球を見る時はガンプラをするようにします。
3.集中力が切れないようなスケジュールを組む
惰性で取り組んでしまうと、それこそムダな時間になってしまいます。
人間、集中力はいつまでも続きません。年をとると尚更です。長時間だらだらと同じ作業を続けるよりも、短い集中を繰り返す方が断然効率がいいです。
高いパフォーマンスを維持するために、1時間以上同じ作業はしないようにします。
このとき、家事や食事の時間を使ってうまく頭を切り替えていきます。
今回使った切り替えポイントは
食事
食器洗い
洗濯物をたたむ
庭の木々へ水やり
メダカのエサやり
部屋の片付け
風呂
買い物
これらを趣味と趣味の間に挟むことで頭をリフレッシュし、パフォーマンスを維持することできます。
以上のことを念頭に置き、ある休日を以下のように過ごしました。
6時に起床。
カーテンを開け、夏の朝の爽やかな日光を浴びながらPS5を起動。
1時間経ったら朝食。
洗い物はとりあえず置いといてガンプラの塗装に入ります。1時間程度で区切りがつくので、庭の木々の水やりとメダカの餌やりで癒されリフレッシュ。その後ガンプラの塗装に戻ります。
いい時間になったら、夜中にかけていた乾燥機の中から洗濯物を取り出し畳みつつ、PS5を再起動。
そうこうしているうちに昼食の時間なので、今回は安易にコンビニに頼らずキムチチャーハンを作成。
食べたらPS5に移ります。この辺りで13時ぐらい。
洗い物で小休止した後、ガンプラ塗装。
部屋の片付けを挟みつつ、ガンプラ塗装。
夕方になるころに買い物に行って食料調達。プロ野球中継が始まるまでPS5をやって、プレイボールと同時にインスタント夕食。趣味の時間を優先しております。
この時点でガンプラの方は塗装が終わりましたので、野球を見つつ墨入れとデカールを貼っていきます。
疲れたら風呂に入り、デカールの残りを貼って、20時頃に子どもたちとビデオ通話でおしゃべり。会話のキャッチボールが少しだけできるようになっていることに改めて気が付き、ふと涙ぐむ。
涙を拭いたらPS5をして、最後にキッチンを片付けて23時頃に就寝。
こんな調子で平日、休日ともに趣味に全力を尽くしました。
時計を見たり体を伸ばすような動作をしていると集中力が切れてきている証拠なので、そういった自分の動作を見逃さず、めんどくさくても家事に切り替えます。
そういった地道な努力のおかげで、想像以上に作業がはかどり充実した時間を過ごすことができました。
具体的な成果は、
・以前途中まで作ってそのままだった「強化型ZZガンダム(Ver.Ka)MG」の仕上げ
・今流行りの水星の魔女「エアリアル改修型」の全塗装+スミ入れ+デカール一部まで完了
・PS5の「ゴーストオブツシマ」で武士の誉れを思う存分堪能
・カープ床田vsDeNAバウアーの完封投げ合い含む5試合を観戦
ひとり時間を過ごしたあとの感想は、
「ストイックに無駄なことができてとても幸せな気分」
です。
今回の妻の帰省は、子どもたちに自然豊かな田舎暮らしをさせるのと同時に、私のひとり時間確保を狙ったものらしく、そういう気遣いには感謝してもしきれません。
おかげで十分リフレッシュできました。
妻にとっては自分の実家とはいっても、子ども二人の面倒を見ないといけないので、本人はリフレッシュできていないと思います。
今後は、普段からできるだけ妻の一人の時間を作れるように私も努力したいと思う次第です。
この夏休みの経験を通して、自分自身の時間の大切さを再認識しました。日常の喧騒の中で、時には一人の時間を持つことで、家族への感謝や自分自身の気持ちを見つめ直すことができるのだと思います。
これからも家族との時間を大切にしながら、自分も妻も自身の成長や趣味にあてる時間を確保できるよう努めたいと思います。
家族それぞれが幸せを感じるバランスを見つけることが、今後の取り組むべき課題ですね。
少しでも心に響いたなら嬉しいです。