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【手技道コラムNo.24】~健康の条件「食事」その五~(再掲)

2014.8.31掲載

こんにちは、手技道の多治見です。

あれだけ暑かった関東地方の陽気も、先日から10℃近く気温が低下し

長袖を着る方が急激に増えました。

来週はまた暑くなるとの予報ですので、体調管理には十分留意したい所です。

これだけ寒い日だからこそ、

前回のコラムの続き、食事の「冷え」についてより詳しくお話したいと思います。

冷えが身体に入った場合、次のような影響を与えます。

①生命活動である熱産生機序(TCAサイクル)が低下します。

②免疫機能が低下し、自然治癒力が下がります。

③血流の流れが悪くなり、栄養や酸素を運んだり、老廃物や二酸化炭素を取り除く代謝が悪くなります。

④生命維持に必要な自律神経や内分泌系にダメージを与えます。

人間の体温は、細胞内のミトコンドリアの産熱システムにより発生しています。

ミトコンドリアとは人間の細胞内に矯正する微小生物で、

食物から摂取したブドウ糖をピルビン酸に変換する際に発生する

熱とエネルギー(ATP)が私達人間の様々な活動をするための大本になります。

このエネルギー産生機構をTCAサイクルと呼びます。

産熱には、宇宙線(太陽光)、ビタミンB.C、ミネラルなどを活源にしています。

発生した産生熱を発汗や呼吸、血液循環皮下脂肪(熱放出)で調節しながら体温を維持しています。

しかし、風邪やインフルエンザ等、体内に危険な細菌などが侵入した場合、

大量の熱によってこれらの最近を排除しようとするため、ATPを発生させず、熱のみを産生します。

よく風邪をひくと直ぐに解熱剤などで下げようとしますが、この熱は体内を守るための大切な自己防御機能であるため、

解熱すると一旦症状が落ち着いたように感じますが、実際には菌が体内に蔓延しているため、非常に危険です。

体の中で最も熱を作り出しているのが腸で、腸を冷やしますと熱代謝が落ちていきます。

腸内温度は、通常37℃~38℃に保たれていますが、この温度が一番腸内微生物、酵素発生が活発な温度です。また、前述のミトコンドリアも37℃が最も活性化すると言われています。

通常日本人の体温は、36.5℃が平均ですが、最近は前回上げたような食生活や服装や環境の影響で36℃以下の低体温の人が増えています。

現在手技道で販売しているバンブリアンやコタラヒムなどもこの腸内の活性や細胞再生能力を高めるため、冷たいものが好きな方や免疫の低下した方には非常にオススメです。

これ以外にも熱産生は、筋肉や肝臓でも多くします。特に運動をして筋肉を使っている時に、多くの熱を発生します。筋肉が少なくあまり動かさない女性や高齢者は、男性や子供に比べて熱産生量が少ないです。

運動を行っている方のほうが、体温が高く発汗量等も多いのはこのためです。

散歩などの有酸素運動は身体に無理な負担をかけず、体温と免疫能力を高めるため、体調回復のための初期の運動してオススメです。

水泳なども抵抗の少ない運動してリハビリなどに用いられますが、温水以外であまり長時間行うとやはり体が冷えて低体温になるのでお気をつけ下さい。

今回は直接施術等には関係しない部分も多いですが、様々な方法を用いても、そのヒトが最も早く良くなる方法を見つけることが最も大切と考えています。

そのためには、自助努力や西洋医学、科学も大切な要素です。

今回はここまで。


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