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~正しい味覚~【手技道コラムNo.97】(再掲)
2016.2.29掲載
皆様、こんにちは。
手技道の多治見です。
さて、先日副院長がスタッフの健康のために、
食養にある『甘い野菜のスープ』を作ってきてくださいました。
このスープは、甘いもの、糖分の食べ過ぎで、
膵臓を痛めている方に大変オススメのスープです。
現代の食事は、外食やコンビニエンスストアなどでも、
化学調味料等で調味され、素材の味を感じにくくなっています。
また、一部では、昔に比べ、土の栄養素をいっぱいに含んだ野菜もエグみのあるものや癖の強いものより、
口当たりのよい甘みの強いものがよく売れるために、
品種改良された商品が増えている傾向にあります。
りんごやみかんなどの果物やトマトなどが代表的な例に挙げられます。
他にも、以下の様な要素で味を感じにくくなります。
化学調味料や喫煙での麻痺:化学物質や喫煙は、直接舌の味蕾(味を感知する器官)が壊れてしまうため、味覚が鈍麻していきます。
甘いもの、味の濃いものの常食:特定の食品が体に良いと言われるのは、商品の販促のため、一部の栄養素を誇張する場合も有りますので注意が必要です。お菓子やケーキ、チョコレート、果物、メープルシロップ等は甘く膵臓を痛めるものは味が強いために、味覚が麻痺しやすい傾向にあります。
精神的な悩み:人は強いショックを受けた時に、髪の毛が白髪になったり抜け落ちたりするように、味覚脱失して味を全く感じなくなってしまう場合があります。この場合、そのトラウマの原因となっている事が解消することで、味覚が戻ってきます。
過度の疲労:慢性的な疲労を重ねると、脳神経が麻痺してくるため、中枢神経の一つである舌神経と舌咽神経が麻痺して味覚が鈍麻します。
発達障害:幼少期に正しい食生活が出来なかった場合、育児放棄(ネグレイト)などで、ちゃんとした食事を貰えなかったり、上記に挙げたような偏った食事を繰り返した場合、味覚の発達が遅れることもあります。味覚は幼少期からの食事が大きく影響します。
対処法
一度感じにくくなった味覚も、正しい食生活を繰り返したり、体調を整えることで元に戻ってきます。
特に先ほど上げた『甘い野菜のスープ』は、甘いものの常食で味覚が強いものを求めるようになり膵臓が痛んで居る時に食すると、最初は全く甘いと感じません。
しかし、甘いものの代わりに飲むことで、徐々に体調が回復し、味覚も元に戻り、野菜ほの持つ自然の甘さを感じるようになり、このスープが『甘い』と感じるようになります。
この所取り上げていた免疫についても、
お腹の腸が大変重要な要素です。
甘いものの摂り過ぎも、腸壁を溶かすので、免疫が大変低下しやすく危険です。
花粉症の方や、インフルエンザ予防にも成長は大変重要ですので、
こういった正しい食事で免疫を上げるのも、自分でできる大切な健康法です。
詳しい作り方については、以下の通りですが、
No.90の門田先生のコラム「~膵臓を良くしよう、甘い野菜のスープの作り方~」にも載っていますので、合わせてご覧くださいませ。
材料(5人分)
・玉ねぎ300g
・キャベツ200g
・かぼちゃ100g
・にんじん150g
(それぞれ全てかさが同量)
① 4種類の野菜(玉ねぎ、キャベツ、かぼちゃ、にんじん)
をみじん切りにします、にんじんは斜め切りにします。
② 鍋に玉ねぎ、キャベツ、かぼちゃ、人参の順に層のように
重ねいれます。野菜全体量の4倍の水を入れ、蓋をしないで
2~3分沸騰させます。
③ その後弱火にして蓋をし、20~25分煮ます。
④ スープをこして温かいままか、または常温で飲みます。
※調味料は用いません、冷蔵庫で保存できます(3回まで)が、
飲む前に温めなおします。
⑤ 煮残した野菜は、野菜ハンバーグ等別の料理に使って下さい。
では、また次回。
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