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~冬もこれで安心、梅醬葛番茶の効能と作り方~【手技道コラムNo.86】

2015.12.3掲載


こんにちは、手技道バイオバランスセンターの門田です。

もう早いもので12月となり、今年も終わりが近づいてきました。
ここ最近は特に1年があっという間に過ぎるなという事を痛感しています。
あと、一ヶ月弱ですが、やり残しがないよう頑張りましょう。

さて、今回のコラムは「冬もこれで安心、梅醤葛番茶の効能と作り方」
という事で書かせて頂きたいと思います。

手技道のメルマガでお伝えした事があり、
もしかしたら覚えて頂いている方もいらっしゃるかもしれませんが、
手技道では風邪や寒さ対策という事で「梅醤葛番茶」というものをすすめています。

梅干しというものはマクロビオティックの世界では
非常によく使われる食材です。
極端な陰性と極端な陽性を中和する働きをもっているからです。

陰性と陽性については詳しく説明すると非常に長くなってしまいますので、
簡単に言うと体を冷やすものは陰性、温かくするものは陽性のものが多いです。

こう聞くとだったら陽性のものばかりをとればいいやという人も
いるかもしれませんが、人間の体は様々なバランスをとっているので、
摂り過ぎもよくありません。
あくまでも程よくが一番良いです。

ちなみに甘いものや砂糖なんかは極陰性とよばれ、
非常に体を冷やす作用が強いです。
なので、こういったものばかりを摂っていると免疫力が下がってしまうので、
梅干しはそういった状態を中和してくれるという事ですね。

また葛は非常に体を温める作用が強いです。
葛の根本を天日で乾燥させたものを「葛根」と言い、
これをもとに漢方でよく使われる「葛根湯」が作られています。

葛の中でも特に吉野晒という製法で作られた上質なものを「吉野本葛」と呼び、
効果も高いと言われています。

以上の事からこれらを使った「梅醬葛番茶」は血液を増強し、消化吸収を促し、血液循環を調整し、油や砂糖の摂り過ぎで緩んだ腸を引き締め、
貧血と虚弱体質に非常に効果的で腸に非常に優しいスーパーな飲み物なのです。

特に風邪で免疫力が低下している時には、
免疫系を活性化させてくれるので治りが非常に早くなるのです。

家でも簡単に作れるので、ぜひ作ってみて下さい。

作り方です。
1. カップに梅干し半分か1つを入れ、小さじ半分か小さじ1の醤油、小さじ1の葛を入れる
2. 熱い番茶か茎茶を注ぎ、よくかき混ぜる。
3. 熱いうちに梅干しとともに頂く。

生姜汁を1~2滴ほど落として飲むのも生姜も体を温めるので、
非常に有効です。

注意点として、梅干しは年月のたったもの(5年程度かそれ以上)
が効果的ですが、どうしてもなければ3年ぐらいのものでも構いません。
南高梅等、甘みが入っていないものにして下さい、


アミノ酸等化学調味料が入っている物は絶対にやめて下さい。
逆に体に毒をためてしまう事になります。
風邪で食欲がない時もあるかと思いますが、そんな時にも腸に負担なく、
吸収されるので体がぽかぽかと温まるのを実感出来ると思います。

忘年会、飲み過ぎ等にもお勧めです。
ぜひぜひ作ってみて下さい。

今回はここまで。

お読み頂きありがとうございました。


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