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続ける事の大切さ【手技道コラムNo.197】(再掲)

2018.2.3掲載


こんにちは、手技道の門田です。
雪が降って、あちこち大変でしたね。

上の写真は院長の車に雪が積もっていたので、
撮ってみました。

手技道の患者さんでも、冷えや転倒によるケガで、
来院された方も何人かいらっしゃいました。

骨折や転倒しての打撲の場合も、
出来るだけ早めに処置をした方がその後の治りが良いので、
そういった場合も早めにご連絡いただければと思います。

さて、今回は
「~続ける事の大切さ~」
という事で書かせて頂きたいと思います。

最近、ご存知の方も多いと思いますが、
ダイエットを行い、体型が変化した事もあり、
「どうしたらそれだけ続けられるのですか?」
という質問を頂く事も多くなりました。

特にダイエットは一日や二日何も食べない!
とかやってもすぐにリバウンドがきてしまうので、
いかに続けられるかという事が重要になってきます。

先程の質問を頂く方の多くは、
手技道にも来院されている方ですので、
例外なく自分の健康に対して意識が高く、
自分の身体を元に戻そうと努力している方ばかりです。

ではなぜ、そういった人たちが、
続けられなくなってしまうのか、
それを私自身の考えになりますが、書かせて頂き、
悩んでいらっしゃる方の参考になればと思います。

私が思うに、
続けられなくなってしまうのは大きくわけて,
3つの理由があると思います。

まず一つ目は、
「目標設定が高すぎる」事です。
これはマラソンに例えると分かりやすいかもしれません。

例えば、ダイエットの為にマラソンをしようと思い、
「毎日10km走るぞ!」という目標を立てたとします。

普段の日常生活で、そこまで動くことはあまりないのに、
いきなり10km毎日走ったらどうでしょうか?

一回走っただけで、ヘトヘトになってしまい、
運が悪いと膝の痛みや肉離れなど怪我にもつながってしまいます。
そうすると、結果的に走れなくなってしまい、
その目標が達成できないので、
落ち込んで結局やめてしまうという事につながってしまいます。

この話をすると、だいたいの人がそれはそうだと
言って下さるのですが、
自分の事に置き換えるとなかなか、それが見えない場合が多いです。

私自身もそうで、
「これぐらい出来るだろう」と思って、
かなり無理な目標設定にしてしまう事がよくあります。

そうすると、結果的に達成出来ない事で、
自己嫌悪に陥ってしまい、
結局やらないという負のサイクルに入ってしまいます。

高い目標設定をする事は決して悪いことではないのです。
なぜなら、それを達成できた時の
自分自身の成長や得られる達成感というものは、
他とは比べ物にならないからです。

ですが、結果的に出来ない事が多くなりすぎてしまって、
嫌になってしまう事は良くないと思います。

二つ目は
「細かい成果や、達成した事を見落としがち」になってしまう事です。


一つ目ともリンクしますが、
例えば先程のマラソンの例で言うと、
ほとんど今まで運動をしてなかった人が、
1日1km走る事を3日続けたとします。

ほとんど運動していなかった人が1日1km走る事を
3日も続いたという事はすごい事だと思います。

それは他人にどう言われようが、
自分自身に自信を持って良い事だと思うのですが、
「あんまり大した成果じゃないな」とか
「他の人はもっと走っている人がいるから、
もっと自分を追い込まないと駄目なんだ」というように、
自分で自分の成果を否定してしまっている事が多い気がします。

ダイエットでも1kg落ちたら、
「1kg落ちて良かった」と思う人と、
「1kgしか落ちなかったから悪かった」と思う人と両方いると思います。

捉え方は人それぞれなので、
どちらでも良いと思いますが、
その成果や変化は素直に受け止められると良いのかなと思います。

先程の目標設定が高すぎる場合でも、
「小さな目標」を一つずつ
達成する事が継続の近道だと思うので、
細かく自分の変化に気づいてあげられると良いですね。

三つ目は
「全部完璧にやらなければいけないと思っている」事です。


ダイエットでも、週に一度「好きな物を食べて良い日」というものを作り、
その日はある程度制限を緩和して、
自分の楽しみにするという事があります。

これは、毎日毎日我慢をずっとしていると、
ある時、自分の許容限界を超えてしまい、
反動がすごく出てしまう事が多々あるからです。

全部が全部完璧に出来る人はそうそういません。
逆に細部まで、完璧にやろうとして、
結局全部が嫌になってしまう事の方が多いと思います。

ただ、注意してほしいのは、
ダイエットでも週に一回という決め方をするのがポイントで、
これが週2回、3回と増えてしまうと、
切り替えが出来なくなってしまいます。

これは、自分が達成したい目標と
自分自身のバランスなので、
少しづつ自分と対話しながら、
どこまでだったら大丈夫かを見極める事が大切になってきます。

今回はダイエットやマラソンを例に出して説明しましたが、
健康に対しても同じです。

運動法や食生活で、自分自身で改善出来る事を
少しずつやっていく事で身体の治り方が全然違ってきます。

そして、自分自身の身体の変化を素直に受け入れると、
自分の身体の事がもっとわかってくるので、
さらに改善が早まってきます。

これを1日、1ヶ月、6ヶ月、1年、10年と続ける内に、
本当に身体の劇的な変化が起こってきます。

手技道では、難病の方も多いので
本当に改善に時間がかかる方が多いです。

そういった場合はなかなか変化が感じられず、
辛い時も多いと思いますが、自分の身体を信じて
継続して行くことが改善への近道だと思います。

少しでも、現在悩まれている方の参考になれば幸いです。

今回はここまで。

お読み頂き、誠にありがとうございました。

ではまた。


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