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夫の難病の高額費を工夫するゲイ主夫
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同性パートナーであるボコさんは難病なのだが、初期なので体調的にはどうことはない。それでも、進行は徐々にである。
ボコさんの難病『多発性嚢胞腎』の進行を遅らせる薬について、とても高額なため、国の『医療費助成』を病院に勧められたので、淡々と役所に申請した。
承認後、第一段階として(漫画の前の状態)、12か月のうちに月3回、自己負担額が高額になれば、月の自己負担額が上限2万円となり、年24万円のおくすり生活が始まった。
これは負担が大きい。
月22万円弱で家計をまわす我らにおいて、月2万円の出費はかなりつらい。
でもボコさんも、私も、今の関係性(大黒柱と主夫の二人三脚)を崩そうという話にはならなかった。
みりみり節約をかき集めてなんとかなるか。
いまの関係を保つことのほうが、楽しいと。続けたいとなった。
郊外への引っ越しも視野に入れた。
『医療費助成』はしばらく続くと最終的に上限が月1万円になる申請ができるとわかった。隔月の通院にすれば年6万円の出費だ。
月に均せば、5千円の出費に変わる。
引っ越しは保留。
これなら息ができる。
うん、なんとかなりそうだ。
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