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ボコさんのご実家で、初のお花見参加

ボコさん一家(ボコ父、母、姉、妹)にカミングアウトしたのは、コロナが始まる前の3年前。
ご実家のお庭は立派な桜が何本か咲いており、常々行きたいと思っておりました。そしたら、お花見会をやろうということになって――

当日は、朝から晴天!

さあ、行こうという時に、ボコさんが何やら焦ってまして。

「母ちゃんが親戚を呼んだ」

聞くと父方と母方のご親戚で、ボコさん一家と関係の続いている仲の良い方々だそう。ボコさんと私の関係について、知ってる人、知らない人、そもそもボコさんがLGBT当事者とすら知らない人、入り混じっているようでした。

ご実家に、到着。

お庭ではBBQが開催されていて、ふんわり開始。特におごそかな紹介はされず、軽くご挨拶くらい。でもお一人お一人の目の奥に「安心してね」と優しいメッセージを感じました。

「大丈夫だからね」
わざわざ、何度も言ってくださる方もいました。

それからは、なんのけなしに皆さんと談笑することができて、桜も美しいし、忘れられない思い出になりました。


さて、なぜ我らがカムアウトする前に皆さんが知っていたかと言うと、ボコさんのお姉さんが、朝から全員に電話をしてお膳立てしてくれたから(もちろん、私達の許可後に)。いままで、ボコさんのお母さまが誰に言ったか忘れてて、言った前提で話をしちゃってて、ふわっと知っちゃってた方もいたそうですが、親戚側から話をふっていいのか迷ってたみたい。今回、ちゃんと言ってくれて嬉しかったそうです。

――にしてもお母さま、天然(笑

ちなみに昔、ボコさんのカムアウトをうけて、悩んでいたお母さまは、お母さまのお姉さんに「ボコちゃん、元気に生きてるんでしょ。じゃ、それで充分じゃない!」と諭されて、悩みが吹き飛んだそう。

お姉さんは、当日、一番「特別な接し方」がない方でした。
お姉さん、凄い。




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