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旧友がまさかのゲイ主夫大先輩とか

20代の時に参加していたゲイサークルで、仲の良かった同い年だった奴で久しぶりに会おうということになった。

実に15年ぶりである。

新宿中央公園にてpicnic

何となく、当時、そいつの家に何度か遊びにいっていたので、そいつがお姉さんの不幸で子供を預かっていることは知っていた。
若いのに、大変だな、とも。

ちょこちょこしていた坊や達は、今や立派な大人になっているとのことで信じがたかった。(もらってた年賀状の写真で、なんとなくは知ってたが)

そいつも子育てがひと段落したから、今回、会おうという事になったのだろう。

しかし、働きながらの子育て(しかもゲイ1人で)は壮絶と思われるが、本人はあっけらかんとしていたのでびっくりした。行動的なタイプだから、うまく周りを巻き込んだのかもしれないが、自営業の仕事も大変だろうに、ただただ凄いなと思うばかりだった。

思いがけず目の前にいるのは、ゲイ主夫のラスボスみたいな(といっても同い年)やつで、私(新米ゲイ主夫)の自尊心が削られまくっていたところ――

そいつ「にしても、ゆきちゃんはこの15年であっという間に上のほうに行っちゃったね~」

と言われた。

ゆき「上も下もないでしょ」
そいつ「旦那さんも出来て仲良しで、上だよ~!」

なんだか、言葉に淋しさともなんとも取れるような感情をもらい、きっと誰しも、隣の芝は青く見えてしまうのだろうなと思った。
上とか言うなら、僕にはそいつのほうが、遥かに雲の上に思えるわけで。

さて、15年で起きたことを話し終わると、あとはタイムスリップするだけで、みんなで当時のまんまの役割「いじる役」「いじられる役」「ツッコミ役」みたいになって、クソみたいな話で何時間も盛り上がった。楽しい。

僕は今、ボコさんとの青春真っ只中だと思ってるが、あの時、最初の青春をもらったと思っている。

目の前のみんなとの当時の出会いに感謝しつつ、さて、冷凍庫の干物はどうしたものかと考えあぐねる新米ゲイ主夫であった。


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