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【読書】言葉を使いこなして人生を変える

はあちゅうさんの著書「言葉を使いこなして人生を変える」を読みました。

最近、はあちゅうさんのYoutubeやVoicyがお気に入り。育児をしながら無理のない範囲で頑張るという発信スタンスが、主夫×フリーランスという自分の波長と合っているのか、触れていて一番納得感が高いコンテンツです。

また、自分だったら見逃してしまうであろう日常の一部分をちゃんと捉え、それを自分じゃ思いつかなような言葉で表現してくれるのも、新たな発見が多いと感じるところです。

そんないきさつではあちゅうさんの著作にも興味を持って手に取ったのがこの本で、YoutubeやVoicyと同様に、切り取る場面や選ぶ言葉の一つ一つを興味深く読み進めることができました。

以下、印象に残った言葉をいくつかピックアップします。

言葉は、願い、あるいは祈りのようなもの

捉えどころがない感情を具現化するのが言葉なので、自分に対しても他人に対しても使う言葉には気をつけなければならない、とはあちゅうさんは言います。

確かに難しい仕事を目の前にして「ワクワクする」と言うのと「こりゃ無理だ」と言うのとでは、その後の成果にも大きな違いが生じてきそう。言葉って自分が思っているよりパワーがあるものなのかも知れないと気付かされました。

サビは1曲に数回だけ

最近「時間を有効活用しなきゃ!」という強迫観念に囚われていたので、この言葉は特に刺さりました。人生を一つの楽曲だとすれば、ずーっとサビだったら逆に面白くない。何でもかんでも無駄だと切り捨てるのではなく、いつかくるサビを盛り上げてくれるものだと大らかに捉えていきたい。

夫婦だからといって1セットで見ない

ご夫婦で商売をやっている方を相手に仕事をしていて、1セットで見ていたなと反省しました。

いくら夫婦とはいえ、お互いが全く同じ意見なんてことはないはず。丁寧に一人一人とコミュニケーションをとっていかねばと思わされました。

お金で買える見えない価値について考える

高い家賃の裏には、好アクセスや治安の良さなど、目には見えにくい価値も含んでいる。これはシステムエンジニアたちが未然に事故を防ぐことへの評価があまり高くないということに似ていると、はあちゅうさんは評しています。

確かに、日々消費しているサービスや、自分が提供しているサービスには、お金で見える価値以外の価値も色々とありそう。

かつてSEとして「動いて当たり前ということへの評価が足りない」と憤っていたのに、すっかりそのことを忘れていました。

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