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川崎フロンターレアカデミーの選手たちNo6

今シーズンにプレミアリーグEASTへ初めて昇格した川崎フロンターレU-18は執筆時点で10勝2分で勝ち点32と無敗でリーグ首位。昨シーズンにプレミアリーグ初昇格が叶いそうとなった時期から、観客も多く入るようになり最近では富士通スタジアム川崎で約2000人もの観客が入るようになりました。3.4年前は麻生グラウンドや等々力第一競技場での試合が多く、観客も十数人だったことからユースを多くの人に知ってもらいたくこの連載を始めました。しかし最近ではSNSでもユースについて投稿される方も多いので、ユースの選手について知っている方も多いとは思いますが最後まで読んでいただけると幸いです。

前回のNo5で書いた大関選手、高井選手、岡野一選手は今回省かせていただきます。

1.松長根選手(3番 DF 三年生)

大関選手と共に来シーズンからのトップ昇格が内定したDFの松長根選手。昨シーズンからプロ契約を結んでいた高井選手とCBコンビを組んでいます。高井選手はビルドアップや身長など、大きな武器があり観客を沸かせることができるDFですが若干プレーに不安定さがあります。しかし松長根選手は本当に安定しててミスがほぼありません。この松長根選手がいるからこそ高井選手が輝いていると言えると思います。
横浜FC戦に高井選手がバックパスをミスしたシーンはまさにその代表例です。

この安定感だけでなく、松長根選手は中長距離のフィードが非常に正確で、ビルドアップでライン間へボールを落とすことでボールの前進に貢献しています。

2.濱崎知康選手(21番 GK 二年生)

昨シーズンに一年生から正GKを務めていた青山選手がユースを引退し次の正GKが誰になるか注目でしたが、今シーズンは二年生の濱崎選手が正GKを務めています。二年生ながら試合中は常に声を出し続け味方を鼓舞し続けています。特徴的なプレーは積極的なクロス対応です。ゴール前に張り付いて打たれたシュートに反応するというよりは、クロスやCKのボールに積極的に飛び出してパンチングもしくはキャッチします。普通だったら飛び出さないようなボールでも飛び出してしっかり遠くにパンチングして時間を稼ぎます。またハイラインのケアもしっかりしていて、フロンターレは敵陣に押し込むことが多くその裏を使われがちですが、DFと連携してしっかり対応しています。

3.由井航太選手(18番 MF 二年生)

フロンターレU-18の10番はほぼ毎年のようにトップ昇格していてエースナンバーで、二年生の次期10番は18番をつけることが多いくなっています。そして今年の18番は大関選手とダブルボランチを組む由井選手。大関選手が広い視野とパスセンスを武器に攻撃で輝いているのに対して、由井選手は大関選手に比べて守備面で活躍しています。ハイプレスやゲーゲンプレスでは予測が良いので、ボールに近いフリーな相手選手をすぐに捕まえてインターセプト。そしてそのままチャンスに繋げててしまいます。もちろん基礎的な技術も高く相手からプレッシャーを受けていてもターンして前進できます。来シーズンは10番をつけてトップ昇格を勝ち取ってくれることでしょう。

4.岡崎寅太郎選手(20番 FW 二年生)

岡崎選手は2トップの一角としてプレーしています。私が初めて岡崎選手を見たのはU-15の練習試合で、岡野一選手と岡崎選手でゴールを量産していたので非常に印象に残っていました。昨シーズンは田中五十嵐コンビの2トップが盤石だったのでなかなか出番はありませんでしたが、執筆時現在得点ランキング3位です。プレースタイルはセカンドストライカー。もう一方の五木田選手がポストプレーやサイドに流れることで相手CBを引き付け、できたスペースで岡崎選手が縦パスを受けてドリブルで運んだりクロスに飛び込んでゴールを決めます。まだ2年生ですので期待です。

5.まとめ

今回は四人の選手を紹介させていただきました。今シーズンは皆良いパフォーマンスなので良い意味で目立つ選手があまりいません。例えば両SBの江原選手と元木選手は二人とも2年生で目立つプレーはあまりしませんが、オーバーラップのタイミングやポジショニングそして守備の対応など高いレベルです。多くの良い選手がいるのでぜひプレミア優勝へ応援しましょう!
まだ現地では二試合しか見れていない状態で書いたので、今後加筆修正していくつもりです。随時Twitterでお知らせするのでフォローよろしくお願いします。

追記
濱崎選手と由井選手が大関選手と共にU-17日本代表メンバーに選出されました!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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