乾選手も認めた田中碧は何がすごいのか
最近はデータ分析を投稿してきましたが、今回は久しぶりに選手紹介をしたいと思います。
今回はアカデミーや大学の選手ではなく、トップチームの選手 田中碧 選手です。五輪代表でも常連になり日本中でも有名になった田中選手ですが、那須大亮さんのYouTubeで乾選手にスペインでもプレーできると言われていました。
では実際田中碧選手は何がすごいのでしょうか。
攻撃面と守備面に分けて見ていきたいと思います。
1.攻撃面
2017シーズンに川崎フロンターレu18からトップチームに昇格した田中選手ですが、国内外の大会で3得点代表で2得点決めています。
代表ではアウェーのブラジル戦でミドルシュートを2点決めています。
これがその試合のハイライトです。
田中選手の攻撃面での特徴はミドルシュートもそうですが、私はスルーパスだと思っています。
上の2つのシーンではとても狭いスペースにスルーパスを出す事ができています。どちらのシーンもボールをもらう前にスペースとパスコースを見つけて、蹴りやすい位置にトラップしパスを出しています。
また、スペースとパスコースを見つけるだけでなく、狭いところを通す技術も持っています。
これこそが田中選手の武器だと思います。
そしてもう一つ武器だと思うのがファーストタッチです。田中選手はファーストタッチが正確でピタリとボールを蹴りやすい位置に止めます。
それだけでなく、田中選手はファーストタッチで相手をかわすことが非常に上手です。
どちらのシーンもファーストタッチで相手と入れ替わり、さらに次のプレーがしやすい場所にトラップしています。
ファーストタッチ以外でも田中選手はボディーフェイントと組み合わせてターンしたり、入れ替わったりするのが非常に上手です。
2.守備面
田中選手は守備が上手いとよく言われますが、守備の何が上手いのでしょうか。
このシーンでは、相手選手がどのようなプレーをしようとしているのかをギリギリまで見極め、タイミング良く足を出しています。
田中選手がボールをとるときのポイントはこの見極めと、ファールなしで強く当たれる技術だと思います。
このシーンでは相手GKからパスが出される前に、後ろを確認しパスコースをわざと塞がずに待ちます。そしてパスが出されると、確認していたパスコースに入りインターセプト。
このわざとパスコースを開けて、パスを出させてインターセプトをするというクレバーな守備も田中選手の特徴です。
3.まとめ
攻撃面と守備面に分けて見てきましたが、その田中選手の攻撃と守備が両方つまったシーンがあります。
相手GKからのパスをインターセプトし、そのままスルーパスを出しました。おそらく田中選手はインターセプトする前にスペースがあるのを確認し、蹴りやすい場所にトラップしたのだと思います。
これまで見てきた田中選手の特徴ですが、周りが見えていないとできないものばかりです。どこにスペースがありパスをだせるのか、トラップできるのか。相手の重心はどの方向を向いているのか。
常に周りを監察し、頭を回転させている非常にクレバーな選手だと思います。それに技術もあります。
そんな田中選手ですが、もっと長短のシュート精度をあげていけば得点も増え、アシストもできる選手になると思います。速く海外に行って活躍してほしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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