言葉をひきずり出してでも、書く

noteを続けて身に着いた技術に、文章の切り貼りが出来るようになった、があります。
書きたいと思ったことをとりあえずtxtファイルに書き出しておき、段落単位で見比べて文章を前後させたり、削ったりつけ足したりして体裁を整える。それがやっと、抵抗なく実行可能になったのです。

以前の私は、百パーセント調子のいい時以外、趣味の小説を書くことをしない傾向が強い人間でした。
「何となくいいフレーズが思いついたぞ」程度でざざっと書いたテキストがあると、それが完成形だと脳が勘違いしてしまい、より良くするためのブラッシュアップが出来なくなってしまう……と恐怖感を持ってしまっていたからです。実際、そんな感じで上手く書けずにお蔵入りした作品があったからだと思います。

けれどそれより、ふっと浮かんだ良い言い回しがあるのに「いやぁ今絶好調じゃないしなあ」なんて理由で、せっかくの思いつきを忘れてしまう方が悔しいと考えるようになったのです。
書ける場所だけでもメモ書き程度に残しておけば、調子のいい時の自分がそれを拾ってなんとかかんとか仕上げてくれる。それくらいで気負わずに希望を残しておけるのが、ありがたいです。(ただし締め切りのない案件に限定します)

でもねー、調子のいい時でも出てこない表現あるんですよ。これは純粋に私の知識が足りない場合で、例えば下記のような丁寧語。
事業家のもとで働くメイドさんが、お客様相手にご案内をするシーン。

「御宿泊先の手配をいたしますので、今しばらくお時間を頂戴できますでしょうか。タクシー等の準備が整い次第ご案内いたします」

違和感なく読めると思うんですが、この意味合いのことばを書き出した時すごくガタガタで、「尊敬語とは? 謙譲語とは!?」みたいにネットで調べる方に時間がかかりました。
接客業を経験していても、いかにテキトーにやり過ごしてきたかが身につまされます。

分からない事を調べに外出せずとも、ネットでフォローアップできる時代に創作が出来て助かります。意欲がくじける前に対応できるのは、大きなメリットです。
夕飯を作ります。またいつか、気に入る作品を完成させられますように。

他にも何か読んでみたいなと思った方は、よければこちらをどうぞ。

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