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火と水 (Fire and Water)
8月19日友達のステファーノの誕生日に僕たちは島にあるビーチでキャンプファイヤーをしながら彼の誕生日を祝った。本当に楽しい時間を過ごせて幸せだった。大自然の中で火を囲み友と過ごす時間ほど贅沢なものはないのではないだろうか。
その晩僕は温もりと時には熱すぎるくらいの火を前に、心と必要じゃなくなった感情が浄化されるのを体感しながら火のリズムに乗せてジンベーを奏で彼の誕生日を祝っていた。まるで音を奏でているのは自分ではないような手先が火の動きにシンクロするような不思議な感覚にさらされた。
その晩は満月が近いこともあって深い夜になるにつれ潮が高くなっていた。気づけば僕たちがテントを張って暖炉を取っているところから水までの距離があと1メートルくらいになっていた。僕たちは少しずつ恐怖心をいだきだしていた。常にそういった恐怖心と向き合えるのも自然のいいところかもしれない。毎回自分がどれほど小さいものかを認識させてくれる。
そんな恐怖心をいだいていた時ににふと陰陽のマークが僕の脳裏に浮かんだのだ。
火と水。
僕たちは陰陽マークのちょうど重なるようなところにいるような気がしたのだ。その時の潮が高くなって避難しないといけないかもという不安の気持ちと力強く燃える炎がなんとも神秘的な景色を作っていた。
僕の心のジンベもはなりやむことはなかった。
今回どんな状況でもバランスのとれたニュートラルな場所に自分をおくことが大切なのだと大自然をとうして学んだ気がする。ありがとう母なる大地よ。
そして最後に友よbuon compleanno
Stefano
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