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ユースB前期を終えて

こんにちは、シュウです。

珍しく最近のサッカーに関する内容です。
お楽しみください!


先月に静岡県御殿場市でJFAユースBコーチの前期合宿に参加しました。

1.JFAユースBとは

エリートユース年代(主にU-12~U-15)の指導ができる人材を養成すると同時に、地域・都道府県の指導者のリーダーとなる人材を育成することを目的とするものです。

https://www.jfa.jp/coach/news/00033723/

JFAのHPより引用
2023年度の要項より

本当だったら昨年度に受講が決まっていたので受講予定でしたが、前期合宿直前に発熱して参加できず、今年度に振り替えていただき参加となりました。ご配慮いただきありがとうございました。

さて、詳しいコースの内容はお伝えできませんが、とても学びが多く、充実した内容でした。今回は、私個人が新たな気づきや再認識させられたものなど、紹介します。

2.トレーニングを作成する

合宿では、ほとんどが指導実践だったのですが、今までは、指導実践自体をいかに上手くやるかといった「コーチング」にとても関心がありました。
しかし、今回はそれに加えて「プランニング」の大切さやこだわり、方法や考え方を、一緒に指導実践を行った数名の方々とのやりとりで勉強させていただきました。

当たり前のことなのかも知れませんが、ゲームからの逆算でWupから トレーニングを作っていきます。

その中でWup、TR1、TR2とそれぞれで、何を積み上げていくのか、キーファクターを落とし込んでいくのか。

キーファクターを落とし込むために、どんなオーガナイズにするのか?サイズは?ルールは?配給は?こんなルールにしたら面白そうじゃないか?(面白いものに気づき、実践20分前に思いついて急遽変更してみたり…)

そもそもキーファクターを何にするのか?伝える順番は?どういう言葉を共通的に使うのか?

このトレーニングにサッカーの原理原則があるのか?リアリティはあるのか?反復できるのか?競争やゲーム性があるのか?(これは我々のグループのこだわりでした)

このルール設定だと、こういう現象が出やすくなるから、そこをきちんとチェックしながら、他の2人は別の視点でシンクロしながら非改善側やGPにも刺激を入れて…

考えるだけで楽しくて、わくわくしました!
実践では、上手く行った部分とそうでない部分はありましたが、どこまで想定して「プランニング」できるかで、全然トレーニングの内容や質が変わるのだと、また自分自身のコーチングにも自信が持てるのだと感じました。

1週間、このピッチと宿舎の往復でした

3.「コーチング」で大切なこと

上記のプランニングに加えて、新たな気づきとして「コーチング」についても少し共有させてください。

ゲームフリーズやシンクロコーチングと技法は色々とありますが、今回、選手役もやる中で、選手の気持ちを思い出させてもらいました。

というのも、やはり選手をやると熱くなり、自分のプレーに対して指摘されるとイラッとするものなのだと思いました。

例えば「自分としては意図を持ってプレーした」→「結果うまくいかなかった」→フリーズが入る→「今のプレーは…」→「納得のいかない説明」→イラッとする→「やる気が無くなる」

もちろん納得のいく説明や指摘なら、素直に聞き入れられるのですが、そうでない場合は本当にうんざりしますね…きっとこれが選手目線なのだと思い出させてもらいました。

ただ、今回、たくさんの指導実践を選手役で受けて「この人のフリーズ後の説明わかりやすい!」、「この人はシンクロ伝わりやすいな!」と感じる方も沢山いました。

そういった方々を観察していて、私なりに気づいた点がいくつかあります。

①選手の気持ちや考えを「否定から入らない」コーチングであること

②選手のチャレンジを評価する「褒めるがベース」のコーチングであること

③選手が「何をみてプレーしているか」観察してコーチングすること

④選手と「目を合わせる、名前を呼んで」コーチングすること

この4つが今回、私が他のコーチをみて気づかせてもらったことです。

トレーニングの主役、プレーヤーは選手です。選手たちが伸び伸びとサッカーできるようにしていきたいです!

毎日、富士山!万歳!

4.指導実践後のディスカッション

最後に、この合宿、最大のゴールデンタイムはこれですね!毎回の指導実践後に必ず振り返りのディスカッションを行います。

そこでは、トレーニングの狙い、ルール設定の意図、オーガナイズについて、コーチングについてなど、意見交換していきます。

自分の振り返りでは、「ゴールを奪う」というトピックで1回目をやりましたが、FWの動きばかりに気を取られていて、そもそものボールの出どころ(ボールホルダー)への働きかけが無くて、うまく現象が引き出せませんでした。
また、オーガナイズ自体が自分の想定していた現象が引き出せるものでは無くて、色々な方から指摘をいただき、勉強させていただきました。

2回目の指導実践では「チャレンジ&カバー」というトピックでやらせてもらいました。ここでは、オーガナイズ自体は面白いと評価いただきましたが、勝敗にこだわらせていたにも関わらず、直前でのルール変更をした関係で、リレーションがうまく行っておらず、点数があやふやになってしまい最後に盛り下がってしまいました。また、フリーズかけたときに伝えたい内容が飛び、選手が腑に落ちない感じになってしまいました。ディスカッションで改めて、「本当はこういうことが伝えたくて…」と説明したら納得してもらいましたが、緊張してた訳ではないのですが、コーチングが飛ばす経験しました。かなり焦りましたね…笑。

このディスカッションが、自分に足りないものや気づきを多く与えてくれて、悔しいなって気持ちと、楽しいなって気持ちが入り乱れる癖になる時間でした。

だから逆に、本気で自分の持ってるものをぶつけていかないと意味が無い、勿体無い時間だと思いました。

様々な意見をいただき、ありがとうございました。後期もよろしくお願いします!

受講生のみなさまと

最後に、後期合宿に向けて、自分を高めていきたいです。

日々、変化なくして、進化なし!

ではまた!

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