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なんのために視座を高く持ち、視野を広げるのか?

みなさんは「ドリーム」という映画をご存知でしょうか?
※少し映画の内容のネタバレ含みます

舞台は宇宙開発の拠点であるNASA。
夢を追い続ける女性たちが、
理不尽な障害にキャリアアップを阻まれながらも、
自らの手で未来を切り拓いていくというストーリー。

実話に基づくサクセス・ストーリーらしいです。

話は3人の女性を中心に展開します。
それぞれの女性に、心を打つ素敵な場面があります。

どれも印象的なのですが、
最近になってよく思い出すシーンがあります。

それが、管理職への昇進を願うドロシーにまつわるシーンです。

ドロシーは、計算専門のチームを束ねるリーダーです。
(当時は電卓やパソコンもないので、人の手で計算をしていた)

そんなドロシーたちに、1つの大きな時代の波が押し寄せます。
そう、コンピュータの登場です。

コンピュータの登場によって、いつかは計算の仕事がなくなる。
そう感じとったドロシーは、
メンバーに現状の計算の仕事をやらせながらも、
少しずつコンピュータの使い方を教えていきます。

そうして本格的にコンピュータを使いだす段階になった時、
ドロシーのチームは計算チームからコンピュータの操作チームへと生まれ変わります。

もしもあの時、計算の仕事だけをずっとやり続けていたらどうなっていたでしょうか?
コンピュータを扱う仕事は外部からの雇用で補われ、
それと同時に計算の仕事は無価値に。
ドロシーのチームメンバーは行き場を失っていたでしょう。

あぁそうか、リーダーってこういうことができないといけないのか、と
非常に感銘を受けたシーンでした。

時流を読み、必要な能力を諭し、メンバーの希少性=市場価値を上げる

自分も直近でチームを持つようになったので、
映画「ドリーム」のこの1シーンをよく思い出すようになりました。

何気なく見ても、心震えるものがある良い映画です。

ただ、それ以上に自分にとっては大きな学びがあったので、今では大好きな映画の1本となりました。

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