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[ARKit 5] Location anchorsを利用可能なエリアは増えたのか?

昨年発表されたARKit 4の目玉新機能のひとつ、Location anchors(ロケーション・アンカー)。現実の世界に仮想オブジェクトを置くことができる・・・というと以前からできたことだが、この機能はなんと緯度・経度・高度を指定して仮想オブジェクトを現実世界に設置できる。

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ので、ユーザーはこの仮想オブジェクト周囲を歩いたり、好きな角度から見たり、といったことが可能になる。

Location anchorsとLocalization Imagery

緯度・経度・高度を指定して仮想オブジェクトを現実世界に設置するにはGPSだけじゃ全然精度が足りない。(オブジェクトのまわりをぐるっとまわってるうちに10m、100m単位でずれたら困る)

で、その位置情報の精度を周辺環境を機械学習で判断してめよう、というのがロケーションアンカーのざっくりしたしくみで、その地域の物理的な環境を描写する画像の塊がLocalization Imagery

なので、Location anchorsはその画像の塊が収集された特定の都市だけで利用できる。

そしてなんと、昨年のWWDC時点で利用可能だった都市はたったの5つ:

・San Francisco Bay Area
・Los Angeles
・New York
・Chicago
・Miami

利用可能なエリアは増えたのか?

結論、めちゃくちゃ増えた

現在利用可能な都市のリスト:

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堤がWWDC 2021およびiOS 15についてセッションやサンプルを見つつ勉強したことを記事にしていくマガジンです。NDAの都合上、Ap…

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