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Object CaptureにおけるDetail Levelに関するメモ

Object Capture における reconstruction フェーズでは、detail level と呼ばれる品質レベルを指定することができる。

それぞれ何がどう違うんだっけ、というのをいろんなドキュメントをまたがって何度も調べてしまうので、WWDC21, WWDC23, APIリファレンスでの言及箇所をまとめる。

PhotogrammetrySessionの登場自体は2021年なので、詳細な説明はWWDC21でなされており、WWDC23ではアップデート部分について述べられている。

(APIリファレンスについては未完成。後に追記し、更新します。)


WWDC23 での言及箇所

Detail level on iOS

To optimize for generating and viewing models on mobile devices, we support only the reduced detail level on iOS. (モバイルデバイスでのモデルの生成と表示に最適化するため、iOSでは縮小された詳細レベルのみをサポートしています。)

The reconstructed model includes the diffuse, ambient occlusion, and normal texture maps, all designed for mobile display. (再構成されたモデルには、拡散、アンビエントオクルージョン、法線テクスチャマップが含まれ、すべてモバイルディスプレイ用に設計されています。)

If you would like to generate models at other detail levels, you can transfer your images to a Mac for reconstruction. (他のディテールレベルでモデルを生成したい場合は、画像をMacに転送して再構成することができます。)

This year, Mac reconstruction also utilizes the LiDAR data we save in our images. (今年は、画像に保存されているLiDARデータもMacの再構築に利用されます。

Custom detail level

This year, we have also added a new custom detail level for macOS, which gives you full control over the reconstructed model.
(今年は、macOS用の新しいカスタム詳細レベルも追加され、再構築されたモデルを完全に制御できるようになりました。)

Previously, you could choose from reduced, medium, full, and raw detail levels.(従来は、縮小、中、フル、生のディテールレベルから選択できました。)

With the custom detail level, you can control the amount of mesh decimation, the texture map resolution, format, and which texture maps should be included.
(カスタムディテールレベルでは、メッシュのデシメーション量、テクスチャマップの解像度、フォーマット、どのテクスチャマップを含めるかを制御することができます。)

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WWDC23だけでなく、WWDC22についても書いていきます。

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