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ふりかえり記事を毎月書く理由 - 「前進の法則」

本日11月23日。ついさきほど、10月の振り返り記事を書いた。

振り返り系は経験上、実績を知ってほしくてがんばって書いてもあまり読まれない。やったことを列挙するので「伝えたいこと」が散漫になりがちだからだと思う。

あまり読まれなくても、しかももう翌月も終わろうとしているのに、それでも振り返り記事を書くのはなぜか。

というのを備忘録的に書いておく。

「The Progress Principle」(前進の法則)

「The Progress Principle」(前進の法則)という本がある。

著者のテレサ・アマビール氏はハーバードの教授で、モチベーション研究を専門とするらしい。

・・・と紹介したものの実際は僕はこの本を読んでいない。下記記事にこの本からの引用というか気付きが書いてあって、

これが「なるほど!」と思えるものだった。

この結果を、私たちは「前進の法則」と名づけた。職場のモチベーションを高める要素はいろいろあるが、唯一ずば抜けてパワフルなのは仕事が前進することだ
仕事のモチベーションは、プロジェクトの前進に大きく左右される。どんな小さな前進でも構わない。「小さな勝利」には驚くほどの効果があり、「小さな敗北」にも驚くほどの悪影響がある
ちなみに、アマビール教授の統計によれば、最初は「こんなの大したこっちゃない」と思ったことの28%が、実際には後でモチベーションを大きく左右する要素になったとか。その意味でも、小さな勝利をみくびるとヤバいことになりそう。
・1日に最低20分は自分にとって最重要な作業をする時間を持つ
・どんな小さなことでもいいから、自分の前進レベルを記録したノートをつける
といったあたりが挙げられておりました。たとえば、ダイエットでも「体重が100g減った」と書くだけでモチベーションは続くわけで、記録の力は本当に偉大。実際は100gなんて誤差の範囲なんですが、それでも書き残すのが大事であります。

つまり

自分にとって意味のある仕事が前に進んでいるとき、人間はもっともモチベーションが高まる

ということが書かれている。要は「やる気を出すのに一番大事なのは『前進』だ!」という話。

「成長はすべてを癒す」っていうスタートアップ界隈でよく言われる格言にも通ずるものがあり、実感としてもめちゃくちゃわかるなぁと。

実際、実感としては「今月はあまり何も進まなかった」と思っていても、色々と棚卸しをしてみると「それなりに色々やった月だった」と印象が変わるのは非常によくあること。

せっかくの前進を記録しておかない手はない

とはいえ1年や半年ごとだと忘れてしまうし振り返る分量が多くなって大変。

というわけで

・毎日雑な日誌を書く(ハイライト的なことだけ書く)
・毎月ふりかえり記事を書く

という運用にした。

そんなわけであまり読まれなくても本来期待しているメリット(=前進の記録)から考えると何の問題もないし、書くタイミングが少々遅れてしまっても何の問題もない。

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