依身より依所
「えしんよりえしょ」と読みます。スマホやPCの漢字変換ではなかなか出てこないです。仏教由来の説らしいです。
自分の身体や心が思うようにいかない時、それをなんとかしようとしてもどうにもならない事がある。それよりも、どこか頼れるところに身を置きそこに委ねれば体も心もそのようになってくれるという概略。
Youtubeで説明してくれたのは心因性発声障害でT-BOLANをやむなく解散し、療養を経て復帰、再結成まで果たした同バンドの森友嵐士さん(Vo)です。
今年度からの平穏と不穏の目まぐるしく毎日は相変わらずですが、なんとかしようという考えは一部(自分が責任を持って果たさないといけない使命以外)捨て、どこかに身を委ねる考えも新しく取り入れています。
くどいようですが、僕が神と崇めリスペクトする作曲家さんは光田康典さんです。彼は作曲指南に関しては、勉強より体験(≒感動)説です。そして自身の作品や作風のことをこう語っています。
「僕は山口の田舎で育ったのでそういう雰囲気や牧歌的な感じが作品に出ちゃうんでしょうね。」
彼は今も東京の都心から離れた豊かな自然に囲まれた場所にログハウスを構えそこを制作スタジオとしています。
だから彼の作品は旧作から新作に至るまで、人の心の懐かしさや温かさ、儚さ、切なさなんかに届くんでしょうね。まさに依身より依所を実践するお一人だと思っています。
自然の中のログハウスで、ヘッドホンではなくスピーカーでちゃんとモニターしながら音楽をつくる。最高ですね、俺もそうしたい。多分、時間忘れるでしょうね、1時間作業のつもりが3日経っていたなんてこともザラかもしれません。
対照的に、自分自然と都市機能が融合したようなベッドタウンに住んでるので、光田さんの作風理論で言うとどんな作品として聞こえるんでしょうね。
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