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チェコ:プラハのクリスマスマーケット

出発前の蜂蜜ケーキ

チェコはポーランド同様、蜂蜜ケーキが郷土菓子の1つなんだと。そのうち、それは東欧全体でってことが分かるのだけど。
チェコでも食べるって決めておきながらクラクフの空港で時間があったので蜂蜜ケーキを食べる。濃厚で大きくてお気に入りになった。また食べたい。
プラハでの蜂蜜ケーキは専門店っぽいところにいった。何種類か選べたの。お持ち帰りできる、スーパーでも置いていそうな包装のケーキもあって身近な存在なんだと知った。
蜂蜜ケーキかなり大好きで、思い出の味になりそうな予感。

蜂蜜の入ったクリームとスポンジが層になってるよ

極寒なDays

どうしてもプラハのクリスマスマーケットを一目見たくて、12月中に行くことにした。1週間前。ギリギリセーフで駆け込めた。
クラクフも寒すぎた時期だったが、チェコも負けていない。
クリスマスマーケットに着いた瞬間に、友人と写真を撮っていたら針金を巻いてくるおじさんがやってきて、それがとんでもなく面白かったのを覚えている。お友がNoを連発して、その対処法に慣れてきたのにも頼り甲斐を感じた。

体調不良とクリスマスマーケット

絶賛体調悪い期にnoteを書いた様に、私は12月中ずっと体調を崩していた。本当にずっと。体調が悪いのが当たり前になりすぎていて気づかなかったけど、振り返ると確実に悪かった。最悪ではないけれど、小悪って感じ。
クリスマスマーケットでホットワインを買っても、ソーセージを買ってもすぐに冷めてしまうので冷たいものを体内に入れることにもなんだか分からないイライラをした。あと人。賑やかな場所は好きだけど、人混みは苦手なのだ。不便な身体だけど、仲良くなるほかない。どうにかして逃げ場を探してしまう。

それでも大きいツリーや雪が降ってきちゃったりなんかして幻想的だった。この時期のヨーロッパに来れた特権だ。
あと、クリスマスマーケットには不思議なお団子のようなものが売っていた。水餃子の大きい版って感じで、いろんな味のものがある。興味津々で友達は海老、私はピスタチオ味を食べた。海老は東南アジアのスパイスカレーのような風味がして、ピスタチオはそのまんまだった。クリーミーで私は恋しくなるほど食べたい。

色とりどりな初めての味

綺麗なスターバックスとプラハ城

世界一きれいなスタバはどうやらたくさんあるらしい。プラハ城にあるスタバが世界一の眺めと友人から聞いていたので、ストーリーにあげたら「ここもなの?」と来た。そういえば、地元の友達が富山のスタバに行って同じことをストーリーに挙げていた気もする。

世界に綺麗な場所があることは大いに結構なので、これからも世界一を自負して発信していってほしい。スタッフの仲が良さそうなメンバーのボードがあってそちらの方がかなり満足だった。寒すぎたので、店内でゆっくりすることにした。トイレが狭い階段を下がる仕組みだったのでほんとうにお城と一体化しているようだった。

もはや名前が1ミリも当たっていない

プラハ城の教会で見たステンドグラスが忘れられない。いくつもある面にそれぞれ描かれているものが違って、四季やそれ以上に色の種類があって同系でまとまっている。繊細で1つ1つを近くで見たいけど、叶わないところとか。教会に入った時の特有な信聖さを感じた。空気が澄んでいて、許されるみたいな、外と少し違うフェーズにいたような感じ。

あと、プラハ城の前で写真撮っていたお金や権力を持っていそうな家族と警備の人のこともふと思い出したのでメモしちゃおう。

そうそう、ステンドグラスはこんな感じ。

極寒街歩き

橋の上は体感-20℃、風がビュンビュンと吹く。
寒いばかりしか書いていないが、記憶を辿ると寒かった記憶しかないので仕方がない。
プラハは川を挟んで街並みが少し変化する。その橋も大変に素敵だったのに、本当に寒かった。それぞれ写真を撮っていたので、一瞬友人とはぐれたがそんなことを顧みずに歩き続けた。歩かないと凍えると本気で思った。次はもっと暖かい時期に来るとここで決めた。

橋の上には銅像がいっぱいある、社会主義の時代にもあったのだろうか。
雲の感じからして寒そうでしょう

ミュシャと社会主義博物館

そういえば、ミュシャの美術館も社会主義博物館があったのもプラハだった。モグラ探しもした。
兄が絵画の鑑賞に目覚めていて、ミュシャが好きだと言っていた気がする。ミュシャは私が当時思っていた絵画とは、寸法的に違っていたのでこれも洋画なのかと生意気な目線にいた。目の前にしてみると確実に絵画で、そこに描かれている女性たちは非常に魅力的だった。いきいきして、透明感があって湧水のようで消えてしまうような果敢なさもある。ミュシャが好きな兄いいやんと、消えかけていた小さい頃の憧れみたいなのを思い出した。

社会主義博物館で印象的だったのは、スポーツの式典の写真と海外旅行について書かれていた項目と、独立運動の時の映像。ポーランド語のありがとうに非常に似た言葉が歌われていた。隣の国なのを実感した。

なかなかのインパクト

安いホステルの末路

いつも迷う宿泊場所決め。安いことは優先度が高いんだけど、それにしてもだった。市街地でもあって、いろんなものが共有なのも許せる。ただ、女性専用だと思っていたのが、深夜になって泥酔のメンズ2人が部屋に入ってきた時は涙涙だった。部屋を間違えたんじゃないかと本気で思った。でも次の日も次の日も私たちの3日間ほどの滞在中ずっといた。よかったのは彼らが毎晩3時頃に帰ってくるので鉢合わせはなかったけど、朝とか気まずいじゃん。あと、獣のように寝る。鍵が開かなくなった時とか助けてくれたりと楽しかったけど、この経験はもういいかな。

とはいえどもプラハは最高だよ

好きな映画の最終地点がプラハで、時計がいっぱいのカフェで人を待つというシーンがある。なんでプラハだったのだろうかもう覚えていない。本当に無知なので、雑多で賑やかな雰囲気だったとの記憶と名前からプラハは中東なのかと思っていた。場所すらも街の雰囲気も異なっていた。そのカフェは実際には存在しないという当たり前が少し悲しくなったけれど、その街は私の中にある。
そして実際のプラハは、もう少し洗礼されていて中欧らしさがあった。街の造りと地理的な部分もいい。

写真を見返してみると、美味しいものもいっぱい食べていたり、少しリッチなモーニング、背伸びしたカフェにも行っていた。
自分の脳みその埋め合わせに写真を撮っておく事や、友人と振り返りをするのは大変に楽しい。それぞれ感じ方とか印象に残っている場所が違えば余計に振り返る必要が増える。

いろんなものに触れる事って大事な事だと思う。自分の好きとか嫌いとかの解像度が上がるから。もっとうまくやれるようになるから。

この留学が終わればこうやって毎月のように旅行に出かけることはないのかと寂しくなる。これが特別って頭で分かっていても、慣れという感覚は贅沢だ。もう少しの幸せを求めるってその通りだ。

ビールの飲み比べなんかしちゃったりして!
コーヒーっぽいダークなビール、好きだったな。


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