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言葉の威力-私のイジメの経験から-

言葉の力って、凄いですよね。
何か努力をしている時「お疲れ様!」と言ってもらえるだけで、これからも頑張ろうと思えるし、悲しい時には「大丈夫だよ」と寄り添ってくれるだけで安心します。

ただ、この言葉、信じられないほど鋭い武器にもなり得ます。

私は小中学生の頃、イジメに遭っていました。
ありがたいことに、中学3年生からは本当に周りに恵まれ、今は凄く楽しい日々を過ごしています。
なので、この記事を見て、可哀想だと思ってもらいたいわけではありません。

イジメの始まりは小学5年生の夏でした。
クラスに転入生が引っ越してきたのですが、一部のクラスの女子がその転校生の態度に気に入らなかったらしく、「あの子ぶりっ子だよね」という言葉が飛び交うようになりました。その空間があまりに嫌だった私は、それに対して反論。すると、その空気の的は一気に私に変わりました。

知らぬ間に転校生はクラスに馴染み、私は1人に。
勇気を出してクラスメイトの元に行っても、
「いや、誘ってないし」「勝手に入ってこないでよ笑」
居場所はありませんでした。
こんな状態が、小学校卒業まで続きました。
辛くて毎日泣きました。
自分は何をしたのかわからない。どうしたら仲良くなれるの?毎日毎日、ずっとそんなことを考えて、涙を流して過ごしていました。
でも、「きっと中学に入学すれば状況は変わる。」
それだけを希望に、頑張って学校に通っていました。

そして、中学に入学。はじめは友達が出来ました。楽しい時期もありました。
しかし、事件は中学2年生の時起きます。
中学2年生の夏、仲良しグループ6人組でカラオケに行くことになりました。
しかし、待ち合わせ場所に行っても誰もいない。カラオケに行ったら「ごめん、予約取るために先行っちゃった!」そして、「部屋見たいから並んでて」と一人で並ばされ、部屋に入ってからも「トイレ行ってくる」と5人で連れション。部屋には一人。

何が悪かったんだろう、、、

どれだけ考えてもわかりません。

小学生の時もそうでした。いくら考えてもわからないんです。何が悪かったのか。

結局その事件の理由は、私が言った「最近凄い彼氏との惚気話するじゃん」の一言。これを悪口と受け取り、カラオケ行く約束を取り付けて一日ハブにしてやろう。というものでした。

小中学生って、まだ幼いのでこんなしょうもない理由で心ない言動をぶつけるのかも知れません。

私は幸いなことに、家に居場所を作ってくれる家族や、逃げ場として受け入れてくれた友人が出来たため、今、生きています。

でも、本当に傷付くんです。「これから楽しくなるから」と言われても今があまりに辛過ぎるんです。誰かに愛されてても、それに気付けないんです。ただただ辛いんです。わたしも、「死んだ方が楽なのかな」と考えたこともあります。

私の場合、不愉快な言動を私に対して行ってきた人達は言っても数十人です。
SNSが普及している今、何気無く投稿した言葉で人を傷つけることがあります。
著名人であれば、その数は数千、数万。しかも匿名で知らない人から。

言葉を発する側は本当に何気無く、深く考えず、発するんです。
だけどその何気ない一言が、死に追い詰めるほどの太く鋭い武器になるんです。

改めて、言葉の力は凄いです。
対面であろうが、オンラインであろうが、きちんと相手の気持ちを考えて言葉を発してください。お願いします。

もし、周りで辛い思いをしている人がいれば、その言葉で手を差し伸べてあげてください。その一言で助かる人がいます。最初にも述べたように、言葉は人の心に寄り添う力があります。

最後に、今言葉で辛い思いをしている人たちへ。
勇気を出して、どこかに頼って下さい。
頼れる場所がなければ、どこかに逃げてみて下さい。とにかく逃げて下さい。思いもよらぬ場所に居場所があります。
私も、仲良くなると思っていなかった人たちが、居場所を作ってくれました。

居場所は人じゃなくても、テレビでもラジオでも、どこかに暖かみを感じられる場所があります。
何も思いつかない方は深夜ラジオを聴いてください。あくまで私のオススメですが、凄く暖かいです。

とにかく、生きてください。
どこかに、必ず、居場所はあります。

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