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レシピ界の尾崎豊と呼んでくれ。

ここんとこずっと自炊をしている。元々料理は好きだし、最近はほぼ外出する事もないのでいい感じに日々のルーティンに組み込めている。

料理に関して、ずーっと昔から我慢が出来ない事が1つある。
レシピ通りに作るのだけは無理なんだ。

レシピ通りに作っても失敗しちゃうからみたいな理由じゃなくて、単純にシンプルに面倒臭い。大匙何杯とか何ccとか計量するのもそうだし、この手順で最初にこれを焼き、火が通ったら次にこれを加えて炒めるみたいな順序とか考えるのもダルい。行儀良く真面目なんて出来やしないんだ。

あらかた食材をどう味付けしてどう調理するかというフローが分かれば後は適当に出来る。そんでそれなりに美味いものが作れると自負もしている。カレールーの箱の裏に書いてある作り方すら参考にしてない。ずーっと「ルーを入れる際は火を止めてから入れてください」という言葉を無視し続けていたが、最近になって火を止めた方が溶けやすいという合理的な理由がある事を知った。

だったら最初から理由まで書いておいてくれ、と我儘だと自覚しつつも文句を言ってしまう自分がいる。じゃないと面倒臭くて火を止めようと思わんよ。

前の会社で何かと社内で飯を作る機会が多かったんだが、我流でガシガシ作っている様を他の社員に見られては度々ドン引きされていた。「そんなやり方するの?」みたいな。
故に「料理できない人」扱いされるのは不服だったが、いざ食べてみると美味しいので全て味で黙らせてきたさ。うちはこれでやってんだ、文句あんならけぇってくれ! と心の中の板前も檄を飛ばしとりますわ。

多分、公式がそう作ってくれと言うのであればそれが一番美味しい作り方なんだろうけど、どうも面倒臭さの方が勝ってしまう。
ただそれは能動的に料理を作る場合だけであって、カップ麺の3分待つとかは律儀に待ったりはする。ラーメン屋でも麺の硬さは必ず「普通」で注文する。「普通」がその店のスタンダードならそれに従いたい。

だがなぁ、繰り返すが自分で作る分にはどうしても自分の好きにさせて欲しい。調味料とか焼き加減とか全部感覚だけど、最終的に美味いと感じてるんだからいいじゃん。要所要所で味見さえしときゃ調整できんだから。

因みに小学生の頃とかはよくデザート類などを作っていたが、そこに関しては計量などを細かくしていた。デザートなりスイーツなりはちゃんとしないとマジで失敗する。

ただシンプルに料理を作るだけなら全然問題ないので、「感覚だけで料理作る-1グランプリ」とかあったら割と優勝候補に入れる自信はあるぜ。

老後はこじんまりとした定食屋でも開こうかしら。


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