見出し画像

価値にバフはかかるのか

ガムトーク「価値の話」。

人々がブランド品を身につける心理を度々考えている。
国の要人であったり、大企業の社長が身につける合理性は納得できる。
高級時計とか、高級車とか。

想像でしか語れないけど外交や社交の世界って毅然とした振る舞いや相応の身なりが大前提で、そこが疎かになると簡単に"舐められ"が発生して威厳も立場も面子も全て瓦解してしまうんだろう。多分。

それ以外の一般人、という言い方があっているのかは分からんが、何故装飾品などに対して高級志向な意識が向くんだろうか。
ファッションや見た目を一切気にしないハイパー陰キャの私には分からない。

確かにお高いものは品質もちゃんとするし長持ちもするだろう。
そして大枚叩いて購入した、という点でも価値を感じるのもある気がする。そりゃ大事にするだろうし自分にとって大事な宝物という感覚も芽生えるもんだとも思う。

だが、だがよ。
そういうのが好きな人もいる、と言ってしまえば終わりなんけど、やたらとブランドもんとかを身につけたがる人がいないかい?
どういう心理なんだろうと思ってしまう。
別にディスったり揶揄したいという気持ちがある訳じゃない。
ただただ純粋に気になるんだ。

自分がグッチだのルイヴィトンだのエルメスだの、超有名なブランド品を身につけた状態を想像したけど、脳内でシミュレーションしただけでむず痒くなってしまう。
なんだろうな、自分自身の価値に見合ってない名前負けならぬ価値負けみたいな状態。到底私には無理だ。20年後ぐらいに気品漂うイケおじになっていたらまだワンチャンあるかもしれないぐらいのレベルな気がする。

そもそも人に価値なんてつけらんねーだろ、とは思ってはいるんだが自分のこととなると別だ。
どうしても自己評価という点では採点を行なってしまう。
自分の人生に胸を張れて生きていっているのかとか、そういう観点。

ひょっとしたらブランド品を身につけたい人の感覚って自己肯定感爆上げブチ上げテンションアゲアゲゴールデンフィーバーみたいな価値のボーナスステージに突入したい、っていうのもあるんだろうか。

そういったものを手に入れることによって、もっと自分を好きになれるみたいな感じか?

確かにそういう見方をすれば、別にブランド品じゃなくても各々にとって大切にしたいものとかはあるだろう。
私の場合だったら好きなゲームの特典やグッズ付きの限定版とか、プレバン限定フィギュアとか、クソ高ぇ大人用仮面ライダーのベルトとか。

それらを手にした時の高揚感とか、自分のものになっている事実に対して嬉しくなったりとか、そういう心の動きは確実にあるので、自分にとって価値のあるもの = 自分自身の価値を上げてくれるものという考えも納得できる。

書きながらだんだん整理出来てきたけど、結局は何に価値を感じて何が自身の価値を上げてくれるのか、その対象が人の好き好きによって違うってだけなのかもな。

だからブランド品がどうこうというより、その人にとってはブランド品が持ってて嬉しくなるものだった、それだけの事なのかもしれない。

逆にそういう人たちは私が価値を感じているものに対して「何でそんなん買ってるの?」って思ったりするんだろうな。
お互いサマンサタバサだわ。

そういう人もいる、って互いに思いあえたらいいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?