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難しい言葉、それは買ったはいいが使い時が分からないLINEスタンプのよう

ガムトーク「難しい言葉の話」。

昔から分からない事があればすぐ調べないと気が済まない性分なので、本を読んだりネットでテキストを漁ったりして読めない漢字や知らない単語が出てきたら辞書を開いたりググったりする癖が幼い頃からついている。

特に今の時代、スマホでサクッとメモれるから便利だ。

単語だとこんな風に漢字と読み仮名をメモり続けている

スマホがない時代はなんとなく音読みか訓読みで国語辞典を引いていた。
例えば「拘泥」だと「拘」の字はなんとなく「こう」と読めそうだし泥は「でい」とも読めるしとりあえず「こうでい」で引いてみるか、みたいな。

それとは別に全く読み方が分からない場合は漢字辞典から漢字を探し、その読み方を調べた後で国語辞典を引くという作業が発生するという。
「収斂」の「斂」の字だと「けん」と思って「しゅうけん」で調べるが辞書には載っていないのでまず部首か画数で索引して読み方を確認し、例文があればそこで確認出来るが載っていなかった場合また改めて辞書を引く。
そこではじめて「収斂」が「しゅうれん」と読むという事が分かる。
そんなクソ面倒な事をしていた。

それに比べると現代はなんと物事が調べやすいことか。

ただ、一々調べるのも面倒ではある。
一発で頭に入れば問題ないが、やはりそうもいかない。
人間の脳は繰り返し物事に触れることによって記憶が定着しやすいので、知らない単語を覚えるには常用していくのが手っ取り早い。

が、猖獗とか膾炙とか、日常的に使うか?
っていう。

猖獗は悪事が蔓延る様、膾炙は物事が広く知れ渡る事を指すが、口語でも文語でもまず使う事はない。文語に関しては純文学とかで使われてそうではあるけどnoteに書く記事で使うこともなさそうだしなぁ。

なので意識して使うタイミングがない。
まぁ覚えるという行為に関して言えばノートにひたすら書き込んだりしていたらそりゃ覚えるんだろうが、せっかく覚えても使わないのであれば宝の持ち腐れみたいなものだ。

だから表題にもあるように「買ったはいいものの使い時が分からないLINEスタンプ」みたいなもんな気がするのだ。
なんかあるじゃん、ネタ的に面白かったりノリでなんとなく買っちゃったけどいざ誰かに送ろうと思っても送るタイミングがないやつ。あれと同じだわ。

まぁ、だから意味がないと考えてるわけじゃない。
滅多にないかもしれないけど、自分が読んでいるテキストにその単語が出てきた時スッと読めるのはなんか嬉しいし、分からないというストレスが無い。だからこれだけでも十分に価値がある。

これは教養が大事っていう話にも繋がってくるんだけど、それはまた別の機会に改めて話をしたいな。端的にいうと教養の大事さって「極僅かだけど日常の楽しみを増やす/ストレスを減らす」事だと思っているので。

みなさんも知らない単語があればすぐ調べてみてください。
楽しいよ!

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