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ハイロウズの「青春」ってすげぇ歌詞だよな

最近、90年代後半〜00年代頭ぐらいの曲を何故か繰り返し聴いている。
小学生の頃は音楽に全く興味がなかったが、テレビや街中で腐るほど耳に入ってきた楽曲が今では懐かしく、聴けば聴くほど全身がノスタルジーに蝕まれていく感覚に陥っている。

その曲の中でも特に「うおぉ、懐かし!」となったのがハイロウズの「青春」だ。
松本人志と中居正広が主演の「伝説の教師」の主題歌でもお馴染みである。

しかし感情を動かされたのは何も懐かしさだけじゃない。
表題にもある通り、改めて「すげぇ歌詞だな」と思った。
(歌詞全文を記載しようと思ったけど流石に気が引けたので気になる人は調べてみてくだせぇ)

思春期特有のトゲトゲしさや瑞々しさ、初々しさなどが言葉一つ一つに顕れていて、よくこんな詞書けるな、流石だぜマーシーと思わず膝を打ってしまった。

青春って誰しもの頭の中に存在している共通の概念ではあるものの、各々が思い描くそれはきっと画一的なものなんかじゃない。
でも、この曲を知らない人でも歌詞を見れば「青春のことを歌ってるんだろうな」と思うんじゃなかろうか。
一人の男子学生がピアノを弾いたり先輩にボコられたり、好きな女の子と特別な時間を過ごしたりしている様相そのものが青春と感じられる美しさ。
一体どれだけの人がこんな絵に描いたような青春を送っているのかは分からないが、碌に学校へ通わず青春とは一切無縁の学生時代を過ごした私が凄いと感じているんだ、きっと多くの人も同じような認識であると信じたい。

経験したことないのに、これを青春と感じてしまう原体験はどこにあるんだろうか。やっぱドラマとか創作物の影響なのかなぁ。

極めて抽象的で曖昧な概念の筈なのに、集合知として多くの人の脳内にあるってすげぇよな。青春以外にもそんなものは沢山あるんだろうけど、それらを一番心に届く形で表現する人たちに頭が上がらない。

またなんか「この歌詞すげぇ!」ってのが見つかったらここに書こうと思いますわ。

おわり。


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