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インターネット産「人類に絶望するタイプのラスボス」

RPGとかでいるじゃん、人類に絶望するタイプのラスボス。
魔族が人間から差別を受けたり、人間が人間に対して憎悪を持ったり色々なパターンがあるけど、この現代社会においてはSNSから誕生するラスボスもいるんちゃうん? って思ってきている。

というのもインターネットの普及によって「こんな人間マジでいるの?」っていう存在がどんどん可視化されてきて、Twitter等SNSの登場によって如実にその醜悪さを目の当たりにする機会が増している気がする。

デマを流したり、平気でヘイトを放ったり、個人の感想に留まらず直接言葉による攻撃を行なったり、悲しい事件事故に乗じて政治的主張を行なったり。そういう人が散見されるどころかどんどん増えてきてる感覚がある。
もちろん極一部の人たちだけだと思いたいし、ひょっとしたらもっと酷いニッチな空間があるのかもしれないけど。

ただ、自分と違う意見を持つ人間でもその考えに賛同は出来ないにしろ、その考えを世に放つ自由までは否定してはならないと個人的には思っている。でないと自分の意見を発する権利すら失う可能性があるからだ。だからいくらネットで不愉快な発言を見ても、私はその人の発言権まで消えてしまえばいいとは思えない。

だがこれは人に依るかもしれんが、ここまで酷いと人間の愚かさに絶望しきってしまう者もいるんじゃなかろうか。
不愉快に感じるならそれが目につかないようにお前が努力しろよという話でもあるんだが、その努力にしても限度があるだろうし。

そしてこの感情が耐えきれないものと化した時、ラスボスが生まれるのかもしれない。それが人類を滅ぼすのか、人類を統一するために独裁者になるのかは分からんけど。

でもそういうラスボスが主人公と対峙する時、「全ての人間がそんな訳じゃない!」とか「だったらSNSを見るのを辞めれば良かったじゃないか!」とか言われるんだろうな。言っている事はご尤もだが、何故そうなったのかも少しは考えてくれと私がラスボスならそう思う。
でもラスボス然とする為には「世迷言を」とか「貴様は何も知らぬからそんな事を抜かせるのだ。生温いインターネッターめ」とか言うんだろうな。
少なくとも私ならそうする。ラスボスの面子を保ちたいし。

なんで急にこんな事を書いたかというと、体調を取り戻してきたので少し距離を置いていたTwitterの本垢を再開したらまた気持ち悪くなっちゃったっていうね。

人類愚かすぎワロタ。







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