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心を覗かれたくない心理is何?

人付き合いが苦手だ。

相手は自分じゃないからだ。
しかし、自分じゃない存在と共生するからこそ相対的に自分を認識できるというのはよく聞く話で、実際それはそうだとも思う。

しかし、人と接するという行為は社会的MPをどんどん擦り減らしていってしまう。余程慣れ親しんだ相手ではない限り、丁寧に接しないと行けないし、それなりに気を遣わなければならない。話題の選び方も重要だ。

そこはもう割り切って人間社会で会社員として生活している私だが、どうしてもこれだけは生理的に無理なものがある。

心を覗かれたくないのだ。

例えばスーパー行った時にジャガイモ・人参・玉葱・豚肉・カレールーをカゴに入れてレジに向かったとする。
その際店員さんから「あ、こいつ今日カレー食うんだな」とか思われたくない。なので適当にほうれん草やシチューのルー、レトルトのカレールーなども併せて購入しカモフラージュを行う。

実際店員さんはそんな事まで考えてはいないんだろうなというのは分かっている。でも、なんか嫌なんだ。

髪を切った事を指定されるのも昔っから嫌いで、
「あ、髪切ったんだ」とか言われるのは参ってしまう。
多分私がテレフォンショッキングに呼ばれてタモリさんにそんな事を言われたらブチ切れていたかもしれない。

髪を切ったのは見ればわかるし、わざわざ口に出して言うことでもない。
そもそも人の容姿に触れるのは地雷と思っているというのもあるが、それ以上に「休日に床屋に行って髪を切ってきた」という相手の見えない範囲にいる自分の行動に対しての言及がとても嫌に感じる。
自分でも何言っているか分からないが、言語化するとこんな説明しかできない。無論大抵の相手はそんな事まで考えておらず、ただの雑談として接してきてくれているのだろうが、何故か生理的な気持ち悪さを感じてしまうんだよなぁ。

近所のコンビニでよく缶チューハイを買う。
当然たまに買わない日もある。以前そのコンビニで弁当だけ買った所、よく顔を合わせる店員に「あれ、今日はお酒買わないんですね」と話しかけられたので3ヶ月くらいそのコンビニの利用をやめてしまった。いつも酒を買うとは限らないんだ。

てな感じで、自分でも非常に面倒臭い人間だとは分かってはいるのだがこればっかりは性分だからどうしようもない。
なんか、自分の家に許可なく侵入されているのと同じ気がする。

自分が許可していないのに、勝手に玄関を開けられ、内装や家具の配置などを見られた上、好き勝手に感想を述べられている感覚なのだ。

つまり心の家宅侵入だ。

そもそも自分が勝手に思い込んでいるのにさも相手が悪いような言い方をするのはどうなんだという話だが、これ以外に例えようがない。

今回は本当に感覚の話なので、これを読んで不快に思われた方もいるかもしれないがそこはご容赦を。

逆に、同じような感覚の方がこれを読んで共感して頂けたら幸いです。

以上。


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