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「ブルーピリオド」扉絵元ネタ集(11月22日更新)

漫画「ブルーピリオド」では1話毎の扉絵があり、絵画作品を元ネタにしているとされています。このノートにおいてはその元ネタ作品(と思われるもの)の備忘録として更新する予定です。ただし、すべての元ネタを発見している訳ではないので不完全なものです。もし、ご存じの方がいれば教えて頂けると幸いです。
また、美術についてはビギナーであり、浅学です。間違いやマナー違反等がありましたらご指摘ください。
画像の掲載や作品を見ることができるリンクを掲載することはしないつもりです。前者は権利の問題で使用可能でない場合があるため、後者はリンク先が常に安全とは限らないと考えたためです。可能な限り、検索で見ることができるようにしているつもりですので、この形式でご容赦願います。

※凡例
話数 各話タイトル
作者名 '原題' *不明な場合は英語を採用
作者名 《作品翻訳名》
感想や補足など

記号について
? 不確定な部分がある
() 補足事項について
en 原題が不明なため英語題を採用した

注意
このノートは非公式です。
ノートの特性上、多少なりともネタバレを含む部分があります。
鑑賞後に感想、補足等を追加予定


一筆目 絵を描く悦びに目覚めてみた

Pablo Ruiz Picasso 'La chambre bleue'
パブロ・ルイス・ピカソ《青い部屋》

ピカソについて語った主人公・矢口八虎の後に登場するピカソ作「青い部屋」が元ネタになった主人公の部屋が描かれています。
この作品自体はピカソの青の時代の初期作品で、作品が始まる第1話にふさわしいですね。

二筆目 有意義な時間

藤田嗣治《自画像》
一筆目と同様に主人公の部屋が描かれています。「自画像」では同じ構図の絵が他にもありますが、猫の配置場所がそれぞれ異なっています。藤田嗣治は机に硯と墨があり、持っている筆は面相筆です。一方、漫画では机には絵皿で持っている筆は洋画筆です。

三筆目 全然焼けてねえ

Paul Cézanne 'Pommes et oranges'
ポール・セザンヌ《リンゴとオレンジのある静物画》

いくつかのリンゴとオレンジは皿にもられている点が同じですが、扉絵では鮎川龍二が腰掛けており、水差しを指に引っ掛けながらリンゴを食べています。この話ではリンゴを描くシーンがあり、その場面との関連が見られます。

四筆目 マジ神じゃない

Vincent van Gogh 'La sedia di Gauguin'
フィンセント・ファン・ゴッホ《ゴーギャンの肘掛椅子》

椅子のデザインや電球、二冊の本はそのままですが、蝋燭と燭台がなくなっています。
高橋世田介が座っており、二冊の本は萩原朔太郎「青猫」、夏目漱石「夢十夜」です。前者は詩集、後者は小説ですがどちらも幻想的な話です。「青猫」とは萩原朔太郎は物憂げな猫のこととしており"blue"の意味に通じます。

五筆目 予備校デビュー・オブ・ザ・デッド

Diego Velázquez 'Las hilanderas o la fábula de Aracne'
ディエゴ・ベラスケス《織女たち アラクネの寓話》

この作品は糸車を使用する織女たちがメインで描かれている絵で扉絵の登場人物たちも毛糸を持っています。
また毛糸の代わりに風船を配置して似た構図を生み出しています。

六筆目 逆にピュアかッ

Giuseppe Arcimboldo 'Summer'
ジュゼッペ・アルチンボルド《四季 夏》

熟年の女性のような形になるように野菜や果物が組み合わされた作品です。橋田悠がユニークな絵を描く登場人物であるため、同じユニークな作品があてられたのだと思います。

七筆目 我々はどこへ行くのか

Édouard Manet 'Un bar aux Folies Bergère'
エドゥアール・マネ《フォリー・ベルジェ-ルのバー》

一筆目と同様に作品の中にある物を扉絵ではキャンバスの中の絵として出しており、ここではガラスの器に盛られたオレンジを出しています。配色も似せており、扉絵の左下には不自然なリンゴが置かれていますが、作品のカウンターの上にある赤い瓶に対応させています。
また、サブタイトルの「我々はどこへ行くのか」はポール・ゴーギャンの《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》をもじったもの。

八筆目 受験絵画

雪村《呂洞賓図》
呂洞賓は中国八仙人の一人で実在したとされる人物です。この作品は龍にのった呂洞賓が描かれており、作品の呂洞賓は向こう側の上空を見上げ、その先に呂洞賓が瓶から出した龍の子がいるのですが、扉絵ではこちら側を見るような絵となっています。

9筆目 課題が見えてもどうしようもねぇ

葛飾北斎《北斎漫画》
地味に話数カウントが漢数字からアラビア数字に変更されました。
扉絵も作品もカエデと思われる葉が描かれており、作中では11月の話となるので、季節感が統一されています。

10筆目 言いたいことも言えないこんな絵じゃ

Васи́лий Васи́льевич Канди́нский 'Around the circle'  titleen
ワシリー・カンディンスキー《円の周辺》

サブタイトルの元ネタは反町隆史の「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」だと思われます。

11筆目 褒められが発生しました

Albrecht Dürer 'Betende Hände'
アルブレヒト・デューラー《祈る手》

森まるの手が大きく描かれています。

12筆目 イキリ乙

Gustave Courbet 'Le Désespéré' self portrait
ギュスターヴ・クールベ《絶望》

この作品だけなぜか鏡対象としているのかがわかりませんでした。

13筆目 メンブレ半端ないって

Louis William Wain 'The bachelor party'
ルイス・ウェイン「バチェラー・パーティー」

猫でおなじみの画家です。葉巻は絵の具、モノクルはデスケルで表現されているのが細かいですね。鮎川龍二がお菓子かタバコかを咥えているように見えますが、喫煙者ではないのでこれからの暗示をさり気なく表現しているのでしょうか。

14筆目 楽しんじゃう力

仙厓義梵《指月布袋画賛》
これだけデフォルメされていても大葉真由と矢口八虎であるとわかることがすごい。

15筆目 1次試験開始

Edgar Degas 'Les Trois Danseuses'
エドガー・ドガ《三人の踊り子》

バレエらしさを損なわないようにしつつも、それぞれ美大受験生として不自然にならないポーズで、それぞれのキャラクターに合う雰囲気です。

16筆目 脳汁ブシャー

Christoffer Wilhelm Eckersberg 'A Nude Woman Doing Her Hair Before a Mirror'
クリストファー・ヴィルヘルム・エッケルスベール《鏡の前の女性》

サブタイトルはたしかに内容としてピッタリなのかもしれませんが、どうしてゆるキャラを想起させていたのか…?

17筆目 ほんまにキモいわ

James Ensor 'Skeleton Painter in his Studio'
ジェームズ・アンソール《骸骨画家のアトリエ》

少しドキッとする絵です。頭蓋骨がある部分はキャラクターが当てはめられており、生首か人形の頭かはわかりませんが、その部分が作中で度々登場するうさぎが当てはめられています。

18筆目 さまようナイフ

Paul Klee 'Blühendes'
パウル・クレー《開花》

19筆目 らしくねーよ

Edvard Munch 'Pubertet'
エドヴァルド・ムンク《思春期》
元ネタ作品は少女の体の周りがぼやけていたり、右側の影に顔のようなものが描かれていたり、他に少女の表情、姿勢から不安や恐怖のような物が感じられます。扉絵ではそういった表現が難しい部分があったのかもしれませんが、印象的な大きな影は光によるものとは思えない形や大きさで、鮎川龍二の表情は元ネタ作品より分かりやすく表現されているように思います。思春期ならではの感情がこの作品とリンクしていて興味深いです。

20筆目 俺たちの青い色

Egon Schiele 'Seated Woman with Bent Knees'
エゴン・シーレ《左膝を折って座る女》

21筆目 まさかの敵、襲来。

Odilon Redon 'Œil-ballon'
オディロン・ルドン《眼=気球》
漫画作品などで度々見る機会のある絵画の一つです。

22筆目 2次試験開始

Francisco  de Goya 'La maja vestida'
フランシスコ・デ・ゴヤ《着衣のマハ》

23筆目 こっから2次試験開始

不明 
調べてはいますが、発見には至っていません

24筆目 色づき始めた自分

黒田清輝《情》
《智》《感》《情》の三部作のうちの一つです

25筆目 後悔はない

Johannes Vermeer 'Het meisje met de parel'
ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》

26筆目 藝大ライフ1日目

Raffaello Santi 'Madonna Sistina'
ラファエロ・サンティ《システィーナの聖母》
(下部分の天使のみ)
よくイタリアンのファミリーレストランで見かける作品です

27筆目 洗礼

Michelangelo Merisi da Caravaggio 'Bacco'
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《バッカス》

28筆目 ガツーン

歌川国芳《荷宝蔵壁のむだ書》

29筆目 俺、なくね…?

Pierre-Auguste Renoir 'eunes filles au piano'
ピエール=オーギュスト・ルノアール《ピアノに寄る少女たち》

30筆目 食わず嫌いアカン

Jackson Pollock 'Autumn Rhythm Number 30' ?
ジャクソン・ポロック《秋のリズムNo.30》

おそらくはこの作品と思いますが同一部分を発見できていません
あるいはマイク・ビドロ《ポロックではない》かもしれません

31筆目 渋谷は一日にしてならず

作者不明《熈代勝覧》 (越後屋の周辺部分)

32筆目 祭りの準備開始

Зинаи́да Евге́ньевна Серебряко́ва 'За завтраком'
ジナイーダ・セレブリャコワ《朝食》

33筆目 ジコギセイ精神

Evelyn De Morgan 'Clytie'
イーヴリン・ド・モーガン《クリュティエ》

34筆目 これは慶事の前触れだ

河鍋暁斎《絵暦貼込帳》
数多くの登場人物がいつつも元ネタに沿った体型やイメージで配置されている点が細かい

35筆目 何も描けてなくて…夏

Diego Velázquez 'Tres músicos'
ディエゴ・ベラスケス《三人の音楽家》
地味に扉絵の中に元ネタ絵画も描かれていますね

36筆目 ハロー!ワールド

Elías García Martínez 'Ecce Homo'
エリアス・ガルシア・マルティネス《この人を見よ》

(セシリア・ヒメネスによる修復後 通称・この猿を見よ 'Ecce Mono')
漫画の元ネタとしては修復後のものでしょうけど、流石に…

37筆目 鎧を着たヴィーナス

Peter Paul Rubens 'Portret van Hélène Fourment met een bontmantel'
ピーテル・パウル・ルーベンス《毛皮をまとったエレーヌ・フールマン》

38筆目 才能と努力

Marcel Duchamp 'L.H.O.O.Q.'
マルセル・デュシャン《L.H.O.O.Q.》

レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ》のポストカードに加筆したもの

39筆目 踏まれたり蹴られたり

Augustus Leopold Egg 'The Travelling Companions'
オーガスタス・レオポルド・エッグ《旅の仲間》

矢口八虎の座っている椅子はフィンセント・ファン・ゴッホ《ファン・ゴッホの椅子》、高橋世田介の椅子は四筆目の扉絵、フィンセント・ファン・ゴッホ《ゴーギャンの肘掛け椅子》
ゴッホとゴーギャンは共同生活を送ったことのある画家ですが、ゴッホは繊細で内向的、ゴーギャンは大らかで外交的という正反対な性格を持つ二人を努力家の矢口八虎、天才肌な高橋世田介という対照的な二人を左右対称の構図の作品を元ネタとしているところが心揺さぶられます

40筆目 気づいたら友達の地雷を踏んでいる俺のスキルが優秀すぎる

unknown'ΔΙΟΝΥΣΟΣ' title ?
 作者未詳(プラクシテレスの説も)《ディオニューソス》
(桑名マキ)
 デュオニューソスは間違いないと思いますが、原題等が正しいのかは不明
Glykon'Farnese Hercules'
アテネのグリュコン《ファルネーゼのヘラクレス》(橋田悠)
Michelangelo Buonarroti 'David'
en
ミケランジェロ・ブオナローティ《ダビデ像》(高橋世田介)
Ἀλκαμένης 'Ares called Ares Borghese' en
アルカメネス《マルス》(矢口八虎)
Étienne Maurice Falconet 'The Bather' en
エティエンヌモーリス・ファルコネ《浴女》(鮎川龍二)
Michelangelo Buonarroti 'TheMadonna della Pietà'
 ミケランジェロ・ブオナローティ《ピエタ》
(森まる)

41筆目 気づいたら俺の地雷を踏んでいる友達のスキルが優秀すぎる

Lubin Baugin 'Nature morte à l'échiquier'
リュパン・ボージャン《チェス盤のある静物》

42筆目 絵は嘘をつかない

作者不明《鳥獣人物戯画》

43筆目 なんでなんでなんで

楊洲周延《女愛子供遊》

44筆目 とりあえず自分を見直させてもらっていいですか

William Turner 'The Golden Bough'
ウィリアム・ターナー《金枝》

45筆目 ずっと好きでいさせてください

一筆目と同じ
パブロ・ピカソ《青い部屋》人物を棒人間に

46筆目 とある小学生は努力をして幸せになりたい

Johannes Vermeer 'De Schilderkunst'
ヨハネス・フェルメール《絵画芸術》

47筆目 ゆれる筆先

Pierre-Auguste Renoir 'Portrait d'Irène Cahen d'Anvers'
ピエール=オーギュスト・ルノワール《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像》

48筆目 「嫌いな食べ物はナポリタン」

(左から)(1段目)
Marilyn Monroe
Andy Warhol
Barbie
(2段目)
Ingrid Bergman with hat
Queen Elizabeth Ⅱ of the United Kingdom
Queen Margrethe Ⅱ Of Denmark
(3段目)
Queen Beatrix of the Netherlands
John Lennon

(4段目)
Queen Ntombi of Swaziland
Michael Jackson
Jacqueline Kennedy

Andy Warhol 複数作品

49筆目 悩みのデスループをクリアできる攻略サイトはどこですか

Michelangelo Buonarroti 'Studies for the Libyan Sibyl' title en
ミケランジェロ《リビアの巫女のための習作》

50筆目 熱にあてられると逆に冷静になっちゃうアレ

高橋翠石《猛虎図六曲金屏風》(右隻)
岐阜県大垣市の郷土館所蔵

51筆目 迷走2.0アカデミーパンデミック

Michelangelo Merisi da Caravaggio 'Mary Magdalene in Ecstasy'
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《法悦のマグダラのマリア》

52筆目 地盤が弱るとすぐ沼る

Georges de La Tour 'Le Tricheur à l'as de carreau'
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール《ダイヤのエースを持ついかさま師》

クラブの版もありますが、扉絵にはスートが描かれていないため不明
犬飼と不二桐緒がいかさま師で矢口八虎がカモとなっているのは理由があるのか勘ぐってしまいます

53筆目 "正しさ"って実際あんの?

不明 調査中です
なんとなく見たことがあるような気はするのですが…

54筆目 鬼畜ゲーすぎんだろ

Vilhelm Hammershøi 'Interiør med ung kvinde set fra ryggen'
ヴィルヘルム・ハンマースホイ《背を向けた若い女性のいる室内》
静かな室内を描くことが多くて落ち着いた雰囲気があります。モデルは妻だと言われており、他の作品としてフェルメールの構図を模したものもあって面白いです。
誰もいない作品も多いですし、この作品のように背を向けられてる作品も多いです。なにかの暗示と思われるような部分が少ない印象です。
この回では罪悪感についての課題がありましたが、それを暗示しているような作品が選ばれているように思いました。

55筆目 夏休み(全年齢版)(1)

歌川国芳《くつろぐ夏の猫美人たち》

56筆目 夏休み(全年齢版)(2)

歌川国芳《相馬の古内裏》

57筆目 夏休み(全年齢版)(3)

Cornelis de Heem 'Still Life with a Basket of Fruit' title en
コルネリス・デ・ヘーム《果物籠のある静物》

58筆目 夏休み(全年齢版)(4)

Jeff Koons 'Balloon Dog'
ジェフ・クーンズ《バルーンドッグ》
14巻刊行時で唯一の生存しているアーティストの作品

59筆目 夏休み(全年齢版)(5)

Fernand Cormon 'Femme au narguile'
フェルナンド・コルモン《水煙管と女性》
 翻訳題?
似たような構図の作品はいくつかあるものの、水煙管と丸めて立てかけたキャンバス、布とシーツのたれ方、腕の角度を比較しておそらくこれ

60筆目 夏休み(全年齢版)(6)

Felix Gonzalez-Torres 'Untitled (Portrait of Ross in L.A.)'
フェリックス・ゴンザレス=トレス 《無題(L.A.でのロスの肖像)》 
翻訳題?
AIDSにより亡くなった恋人と自分の体重と同じ重量の飴を展示し、鑑賞者に自由に持ち帰らせたり、食べることもできたインスタレーション作品です。
飴は減るたびに元の重さになるように増やされますが、その作品は引き抜かれる前と後では同一といえるのか?というテセウスの船的な要素を含んているように見えますし、それがHIVによって体が蝕まれていく様子を表現しているようにも見えます。
43筆目「なんでなんでなんで」にて橋田悠がこの作品についての概要が述べられています

61筆目 夏休み(全年齢版)(7)

Lucio Fontana 'Spatial Concept, Expectations' title en
ルチオ・フォンタナ《空間概念・期待》

62筆目 夏休み(全年齢版)(8)

John Everett Millais 'Ophelia'
ジョン・エヴァレット・ミレー《オフィーリア》

62筆目 夏休み(全年齢版)(9)

Félix Gonzalez-Torres 'Untitled'
フェリックス・ゴンザレス=トレス《無題》(1991年、誰もいないベッドを描いた作品)
この作品はニューヨークの24もの看板に設置された作品です。この作品では二人が使用した形跡があることから、作者が恋人と寝ていた後のベッドなのでしょう。作者はキューバからの移民系アメリカ人、ゲイ、AIDS患者で1980年~90年代とこれらの事が差別されやすかったと思います。町中に設置されたこの作品は差別された自分たちは同じように睡眠をとり、街を歩く同じ人間であり、同時に全く一緒の人物はいないことを訴え、また背景を知ることで見方が変わる人の心も表現しているのかもしれない。しかし、全てが同じ感情である訳でもないことも気づかせる作品かと考えました。
作中では学友と過ごした夏休みがある事を知った為に矢口八虎の心情が一変します。当事者ではないからこそ、考えられることを物語に落とし込まれているため、インスタレーション作品は面白いなと思いました。

64筆目 夏休み(全年齢版)(10)

Gustave Courbet 'Un enterrement à Ornans'
ギュスターヴ・クールベ《オルナンの埋葬》(左側の神父のあたり)

65筆目 夏休み(全年齢版)(11)

調査中